1969年10月、それまで木曜21時30分枠で放送されていた『夜のグランド劇場』(1968年4月から)が移動してくる形で放送開始。
開始当初は21時30分からのスタートだったが、1973年10月からの『さよなら・今日は』より21時スタートになった。
同シリーズの人気を不動のものとした作品が、水谷豊主演の『熱中時代・刑事編』である。水谷は『事件記者チャボ』、『気分は名探偵』などの人気作にも主演し「グランド劇場(旧枠名・土曜グランド劇場)の顔」となる。
その他にも『池中玄太80キロ』、『天まであがれ!』などの名作を輩出した。
作品によってはストーリーの編集時間の都合や制作費の予算の絡みで次回予告なしの場合もあった。特に1980年代の作品が多く見られた。
1987年4月、『ワールドクイズ ザ・びっくり地球人!』の開始に伴いクイズ枠になったため、1年間ドラマ枠は休止した。1988年3月を以て『クイズ・地球NOW』が終了したことに伴い、同年4月からドラマ枠が復活。『春の砂漠』や『外科医・有森冴子』などのヒット作を生み出す。
1989年5月からの『湘南物語』よりステレオ放送になった(当時はまだ珍しかった。ドラマで最初のステレオ放送はTBSの『天皇の料理番』)。
1992年4月から2年間読売テレビ制作の土10枠と2本立てでドラマが放送されていた(その後読売テレビ枠は木9→月10と移動し2004年3月に廃止)。
1994年に放映された『家なき子』(翌年4月からパート2も放送、最高視聴率37.2%)が人気を博した。また、本作以降年齢層の裾野を広げるのに成功し、以後ローティーン向け(児童向けドラマ寄り)の作品も放映されるようになった[1]。
近年はティーンエージャーを中心としたファミリー向け作品が多いが、この枠で初主演となる俳優を起用したり、新たなスタイルの脚本・演出が多く、冒険的な作品も多い。
2002年以降、平均視聴率一桁に落ち込むドラマが多く低迷期が続いた。
同枠の音楽は同じ日本テレビ系列会社のバップが担当することが多いが、2003年の『ぼくの魔法使い』『すいか』『あした 天気になあれ。』はエイベックスが担当した。
『ナースマンがゆく』以降、主題歌は男性アーティストが独占している。女性アーティストは『愛情イッポン!』を最後にこの枠の主題歌に使われていない。ただし、ボーカルは男性だが女性メンバーが存在するバンドがこの枠の主題歌に使われたことはある。
2005年、『ごくせん』(最高視聴率32.5%)、『女王の教室』(最高視聴率25.3%)、『野ブタ。をプロデュース』(主題歌である亀梨と山下のユニット修二と彰の「青春アミーゴ」は、この年の年間オリコンシングルチャート1位を獲得[2])といった学園物がヒット。「土9」が2005年平均視聴率1位を獲得した。
また、女優の主演が多い同局の水曜ドラマ枠とは対照的にこの枠は男性の主演が多い(特にジャニーズ事務所所属のアイドルグループのメンバーや研音所属、アミューズ所属)。
2009年3月をもって火曜ドラマが廃止され、同年4月以降、同局のゴールデンタイム枠の連続ドラマは2枠となる。
毎年8月に行われる『24時間テレビ 「愛は地球を救う」』放送日は放送休止となる。2008年10月に20:54に放送されていた『NNNニューススポット』が廃止され、この時間は一部系列局を除いてこの時間に本ドラマの見どころを紹介する番組開始事前番組が始まり、事実上フライングスタートとなったが、2009年4月からは『ワーズハウスへようこそ』というミニ番組のスタートによりフライングスタートはなくなった。
他のドラマ枠と比べ、作品上の内容による提供クレジットの自粛が多いのも特徴であるが、ソフト化されていない作品が多いのも特徴である。
2010年4月の『怪物くん』より、提供クレジットは基本的にスポンサーは企業フルカラー表示を採用している。毎年夏の『24時間テレビ』放送日以外の特番も、原則このフルカラー表示を採用している。
(以上、ウィキペディアより)