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ドラマ 詳細データ王将物語

異端の将棋棋士として伝説に残る坂田三吉(長門裕之)とその妻小春(藤純子)の生きざまを描く。【以上、文・のよりん】「極貧と文盲で苦労し、ばかにされながらも、将棋ひとすじに生き抜いた関西棋界の雄・坂田三吉を主人公としたドラマ。その三吉が〝ど根性〟と妻・小春の〝愛〟を人間味豊かに、明るいタッチで描いていく。原作は、読売新聞に連載された村上梢風「名勝負物語」のうちの「二人の王将」から。北条秀司作の「王将」は過去に劇化、映画化されているが、この「二人の王将」は映画化はもちろん、テレビ化も初めて。演出は渡辺邦男のまな弟子の西山正輝。主題歌は石原裕次郎が歌っている。坂田三吉は、1870年(明治3年)大阪・堺市で生まれた。生涯読み書きができなかったが、将棋は全くの天才で、独学で八段にのぼった。しかし、1925年(大正14年)、かってに関西名人を名のって東京棋界から絶縁し、対局から遠ざかっていた。のち和解、1937年(昭和12年)には木村義雄、花田長太郎両八段らと対局、その翌年には名人戦にも出場した。1946年(昭和21年)死亡したが、その後、日本将棋連盟から名人位と王将位を遺贈されている。このドラマでは、いくら貧しくても、いくら学がなくても、努力さえすればどんなことでもなしとげられる……、その典型を坂田三吉とし、三吉の生き方、小春の生き方に人間の真実を描こうとしている。最終回には木村義雄十四世名人がゲスト出演し、三吉との対戦のようす、思い出などを語る。演出の西山は「三吉のざっくばらんな言動、そのバイタリティー、私はその一つ一つに肉づけし、このドラマを単なる立志伝にはしたくないと思っています。私自身、まずつとめて〝あほうなやっちゃ〟と人にいわれても愛される人物をつくりあげることが使命である、と信じています」と語っている。主演の長門裕之も「三吉という人物は、魅力のある人間です。自分の世界を一歩一歩と築いてゆく三吉の姿、荒波の世にもっとも充実した人生をおくったのはこの三吉ではないでしょうか。精いっぱい努力をしたい」と意欲的だ。第1回「長屋の歩」…大阪・堺の裏長屋に貧しいせった直しの坂田三吉(長門裕之)がいた。25歳のこの男、ふしぎに将棋の覚えだけはすばらしく、我流だが、いまでは堺に敵なしの腕前。平素は無口だが、こと将棋となると毒舌は吐く、いばりちらすで、がらりと人間がかわる。一方、三吉には幼なじみの小春(藤純子)がいた。料亭づとめの彼女の借金をかえしてやろうと、三吉は将棋大会の一等賞金15円をねらう。1円の会費を質屋の隠居・市兵衛(曾我廼家明蝶)にくめんしてもらった三吉は、意気ようようと会場にのりこんだ。しかし、三吉と同じ五戦全勝の男がいたのだ。この男が、東京のプロの将棋さし関根金次郎(丹波哲郎)だった。【以上、読売新聞1965/01/27付より引用】」一部資料では放送回数を全13話としているが誤り。提供:トヨタ自動車工業、トヨタ自動車販売。【各回サブタイトル】第1回「長屋の歩(「歩」にルビ「ひょこ」が付く)」(1965/01/27放送)、第2回「あばれ香車」(1965/02/03放送)、第3回「むかい飛車」(1965/02/10放送)、第4回「どろんこ桂馬」(1965/02/17放送)、第5回「夫婦駒」(1965/02/24放送)、第6回「乱れ角行」(1965/03/03放送)、第7回「はなれ銀将」(1965/03/10放送)、第8回「名人二人」(1965/03/17放送)、第9回「歩一匹(「歩」にルビ「ひょこ」が付く)」(1965/03/24放送)、第10回「銀将人情」(1965/03/31放送)、第11回「千日手悲願」(1965/04/07放送)、第12回「大阪の灯」(1965/04/14放送)、【役名(演技者)】坂田三吉(長門裕之)、妻・小春(藤純子)、市兵衛(曾我廼家明蝶)、関根金次郎(丹波哲郎)、亀太郎(田中春男)、小春の父・賀市(阿木五郎)、鬼権(天王寺虎之助)、立花(山口忠郎)、料亭の仲居・あやめ(高森和子)、大家・小栗善左衛門(本郷秀雄)、関根金次郎の愛人・春駒(茅野成美)、茶屋「桂や」のおかみ・多美(久保菜穂子)、落語家・月丸(原鉄)。【データ協力:なち】
キー局 YTV 放送曜日 放送期間 1965/01/27~1965/04/14
放送時間 20:00-20:56 放送回数 12 回 連続/単発 連続
番組名 連続テレビ映画
主な出演 長門 裕之(1)-(12)、藤  純子寺島 純子富司 純子冨司 純子)(1)-(12)、丹波 哲郎(1)-(7)(9)-(12)、中村鴈治郎(1)(3)(4)(6)(8)、曽我廼家明蝶曾我廼家明蝶)(1)-(3)、田中 春男(1)(6)(10)(12)、芦屋雁之助(2)(5)、阿木 五郎(3)、天王寺虎之助(3)、山口 忠郎(3)、中村 芳子(3)、藤山 寛美(4)(5)、佐々 十郎(5)-(11)、高森 和子(5)、本郷 秀雄(5)、茅島 成美(7)(11)(12)、谷口  完(7)、浜村  純(8)、加藤勢津子(8)、久保菜穂子(9)(10)、原   鉄(9)、殿山 泰司(12)、太田 博之大辻 伺郎伊藤 栄子河原崎有稀伊藤 榮子)、芦屋 小雁阿井美千子小林 芳宏河上 一夫木下サヨ子遠藤 辰雄遠藤太津朗)、近藤  宏柳生  博金光 満樹山本 一郎結城 市朗)、藤尾  純入江 慎也新宮寺 寛沢井 三郎千  利助筧  浩一峰  祐介)、松崎  薫松崎  真)、伊藤 初雄石月 真子若月 輝夫内村 友美六条奈美子六条 浪子六条 波子六條奈美子)、
主な脚本 野々内 洸藤本 義一)(3)(5)(10)(12)
主な演出 (監督:西山 正輝(1)-(5)(10)-(12))(監修:渡辺 邦男
原作 村松 梢風「梢風名勝負物語「二人の王将」」
局系列 NNN
制作会社 (制作:日本電波映画株式会社、NTV)
音楽 大栗  裕
主題歌 石原裕次郎「王将・夫婦駒」(作詞:大高ひさを、作曲:野崎 真一、編曲:長津 義司)(テイチクレコード)、石原裕次郎「勝負道」(作詞:藤本 義一、作曲:長津 義司)(テイチクレコード

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