江戸時代の天領の面影をいまも残し人情、風俗、町のつくりなど小京都ともいわれるほど詩情をたたえた古く美しい町・高山。幾年ぶりかでこの町に戻ってきた圭三の胸には、過去の清く悲しい思い出がいっぱいにひろがった。そしてそれはいつか冬子への思い出につながっていった。大映スター・近藤美恵子が片山明彦と共演するほか、小林勝彦、北原義郎など大映スターでキャストを固め、また堀川真知子が大映スターとして再びテレビに登場する。【以上、読売新聞1962/09/13付より引用】「武田ロマン劇場」（放送期間1961/10/12～1963/04/11）の一編。【役名（演技者）】近藤美恵子（福田冬子）、俊介（小林勝彦）、石津圭三（片山明彦）、幸二郎（北原義郎）、貴恵子（堀川真知子）。