1996年夏、ホリプロ・スカウトキャラバンをきっかけに見出され、アイドルとしての階段を着実に登り、その地位を不動のものとしていたそのとき、白血病に冒され、芸能界から離れてしまうが、希望を捨てず、周りの愛に支えられ、見事芸能界に復活を果たしたドラマ。吉井怜（宮地真緒）は事務所専務、小野木（小野武彦）に見出され、以降、着実にアイドルとしての地位を確立していたが、そんな矢先、急性骨髄性白血病であることが発覚する。アイドルとして活躍を続けることを強く望んでいる怜には事実を伝えない、娘の前では決して泣かない、ということを決意した母、幸子（田中好子）は、父、洋一（三田村邦彦）らとともに娘を守り、支え、励まし続ける。辛い治療を乗り越えながらも、骨髄移植だけは、その後自分が子供を生めない体になってしまうことを恐れ、なかなか決心がつかないが、母の心からの説得、白血病と戦う仲間からの悲痛なまでの願いに突き動かされ、ついに怜は母から骨髄移植を受けることを決意する。何度も絶望のふちに立ちながらも、家族や事務所のスタッフたちの支え、さらに重い白血病と戦う病院の仲間、青木順子（伊藤裕子）からの「生きて」とのメッセージ、芸能界での唯一の友人黒部マイ（山口紗弥加）からの励まし、といった多くの愛に包まれ、どんな辛いときにも、再びアイドル吉井怜として復活する、という希望を最後まで捨てずに闘い続けた怜の姿を描く。【以上、フジテレビ広報資料より引用】