• 水色
  • 緑
  • 紫
  • オレンジ
  • 赤
  • 小
  • 中
  • 大

ドラマ 詳細データ恋人よ、われに帰れ Lover Comeback to Me(恋人よわれに帰れ)

瀬戸内海に浮かぶ小さな無人島にローマ字で書かれた墓標がある。それには終戦直後の日本で散った悲しい恋の思い出が秘められていた。原爆で廃墟になった広島。進駐軍の日系二世通信兵、ケン・オータ(沢田研二)は、爆心地近くにいたはずの姉ナオミ(小川真由美)を捜しているうち、彼の金をかすめ取った金井ケイ子(大竹しのぶ)と知り合う。ケイ子の弟は重症で横たわったまま。「お情けはいらない」というケイ子にオータは東京には病院が残っているといって金を置き、代わりに「宵待草」を歌ってくれるよう頼んだ。一方、広島にはもう一人ナオミの行方を捜す米人がいた。ジョン・ローチ陸軍中尉(トロイ・ドナヒュー)で、ナオミとは舞台でダンスを踊る恋人同士だった。舞台は東京に移って、彼の女になったケイ子とオータの再会。ローチ中尉と闇市を取りしきるヤクザの女房・ユキ子(小川の二役)との出会いなどにつながっていく。新橋の闇市にできたジャズクラブ。オータの歌う「恋人よ、われに帰れ」がバックに流れる。早坂暁の脚本、大林宣彦の演出という期待のコンビが描く画像は、甘く、ノスタルジックだ。二組の恋人たちを通じて原爆の悲劇を描こうという意図は感じられるし、大竹をはじめ出演者も熱演しているのだが、いかんせんストーリー展開が古風で、大甘のメロドラマの域を出ていない。大林演出にもいつもの才気が感じられない。【以上、毎日新聞1983/09/23付「視聴室」より引用(署名:孝)】大林宣彦監督が、早坂曉の脚本を得て演出したビデオドラマ。全体として迫力があり余韻の残る佳編。ただいわゆる一般的なテレビドラマ演出のセオリーではない手法をビデオ撮りのテレビドラマで貫いたがためであろうか、早坂脚本が力点を置いたであろう群衆のシーンなどをセオリーどおりの寄りの絵でなく引きの絵主体で淡泊に扱ってしまったことで多少絵空事じみてしまうなどところどころ演出面にやや残念な部分も見られた。ロケ協力:宗近 重幸。【出典:ドラマ本体のクレジット表示より採録(採録:古崎康成)】
キー局 CX 放送曜日 放送期間 1983/09/23~1983/09/23
放送時間 20:02-21:48 放送回数 1 回 連続/単発 単発
主な出演 沢田 研二トロイ・ドナヒュー小川真由美大竹しのぶ泉谷しげる風吹ジュン垂水 悟郎待田 京介浜村  純工藤堅太郎桜井センリ中本 マリ山本剛トリオ小坂 一也浅茅 陽子財津 一郎真梨邑ケイウインド・ブレイカーズウィンド・ブレイカーズ)、稲川 善一ウィリー・ドーシー沢柳 迪子大淵 貴八市川  勉林  弘造フレッド・ポサード剛たつひと剛  達人)、保科 三良荒瀬 寛樹晶衛 里仁)、竹内  靖高杉 哲平山田 博行森  篤夫Mr.Dクリストファー・デービットソン山中 康二相原 巨典大原 穣子
主な脚本 早坂  暁早坂  曉
主なプロデューサ (プロデューサーアシスタント:浅茅 陽子
主な演出 (監督:大林 宣彦)(助監督:池永 安秀)(ステージング:新倉まりこ)(記録:河島東吏子
局系列 FNN
制作会社 (制作:テレパック、CX)
制作 (製作:重村  一(CX))(制作:荒川 淳彦、岸  聡光)(制作主任:関  雅夫)(国際渉外:星田 烈子)
企画 中山 和記テレパック
音楽 前田 憲男、(編曲:玉木 宏樹)(効果:佐古 伸一
主題歌 沢田 研二
撮影技術 江本  隆、(技術:後藤 勝彦)(映像:久米田俊裕)(照明:菱山  勇)(音声:増田 秀見)(編集:水野 幸夫)(合成撮影:池田 伝一
美術 天野 信夫、(デザイン:小泉 章一)(装置:大村 和夫)(装飾:小野  保)(衣裳:岸田 高明)(美粧:石井 和子)(持道具:万木 俊雄)(イラスト:玉井 孝三)(特殊効果:中村 真治)(作画合成:岡田 明万山田  孝)(衣裳協力:きもの やまと

Tag Cloud

沢田研二 ドナヒュー オータ ケイ子 セオリー 早坂暁 闇市 ナオミ 原爆 広島 甘い 小川真由美 歌う 残る ケン・オータ 取りしきる 捜す 宗近 宵待草 ジャズクラブ 演出 感じる 脚本 前田憲男 横たわる 新橋 意図 舞台 東京 小川

リンクパーツ

直リンク用URL ヘルプ
引用パーツ ヘルプ


インフォメーション

クチコミ

ユーザレビュー

ドラマデータ提供