ドラマ詳細データ山ほととぎす ほしいまま

「九州RKB毎日放送で、ラジオからテレビに移籍した20年ほど前、私は劇作家の秋元松代先生に出逢った。福岡県小倉に在住した女流俳人(高浜虚子門下、1946年没)杉田久女を原型とした50分のテレビドラマ『山ほととぎすほしいまま』の脚本依頼であった。先生は、長兄秋元不死男さんが高名な俳人でもあり、以前から久女の弟子にあたる女性と友人でもあったので久女に関心を持ち、いつか書いてみようという考えもあったとかで、快諾して下さった。それから北九州を中心に、久女ゆかりの地を訪ねる取材、東京にいた私は古本屋で資料をあさり、そして久女の長女にあたる方の話を伺う段取りをとった。この時の取材は、50分もののテレビドラマの取材としては異例の厚みだった。十倍は取材をし、使うのは一割。秋元先生の場合、取材は材料を取るというよりも、既にイメージとしても言葉としても、ありあまる材料の中から何を残して、何を捨てるか、それを決めるための作業のようだった。そして上がってきた台本に見られる、久女への優しい知性と愛惜と…。テレビドラマは渡辺美佐子、森幹太、まだ学生時代の栗原小巻の顔ぶれで好評であった。数年後、『山ほととぎすほしいまま』を俳優座で上演するらしいという噂をきいていたが、町で先生にお目にかかると「演出家と意見があわなくて」と言われる。【この項、武敬子・著「たけさんのプロデューサー物語」(1988年、朝日新聞社刊)より引用】」「数年前福岡のRKBが制作した『山ほととぎすほしいまま』(秋元松代作)というドラマで、杉田久女をモデルにした女主人公に扮する渡辺美佐子を見た。すぐれた才能を持ち、ついに狂死するに至る薄倖の美女が、画面の中で、生々躍動していた。これは名配役であった。【この項、戸板康二・著「百人の舞台俳優」(1969年、淡交社刊)より引用】」栗原小巻のテレビ初出演作品とされる。一部資料では1964/09/04放送と記載されている。50分枠。
キー局 RKB 放送曜日 放送期間 1964/10/09~1964/10/09
放送時間 放送回数 1 回 連続/単発 単発
番組名 近鉄金曜劇場
主な出演 渡辺美佐子長谷川龍男竜  雷太)、栗原 小巻森  幹太武内  亨藤野 節子安木 清史
主な脚本 秋元 松代
主なプロデューサ 武  敬子
主な演出 久野 浩平
局系列 JNN
制作会社 RKB

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