当時の新聞の読者評より。「TBSテレビ十二日夜、おかあさん「お母さん失格」は、正心教信者のためふたりのこどもの新しいおかあさんになりそこねるという話。ところで、このおかあさんくさびが一本ぬけているのではなかろうか。なつかぬこどもたちをどうにかして自分の方へ向けさせようとする姿には同情するが、小学校四、五年生かと思われるその子の誕生祝いにままごとあそびの道具をおくったり、小原庄助さんや草津節を踊るなど正気のサタとは思えない。また毎週このドラマのはじめにサトウ・ハチローの詩が出るが、いつも内容とは無関係なのはどうしたわけなのだろう。【この項、文：関根芳江（当時37歳・埼玉県・主婦）（読売新聞1962/04/12付「放送塔」より引用）】」提供：中外製薬。【データ協力：のよりん】【参考文献：「テレビドラマ」（雑誌、ソノレコード刊）1963年10月号】