弱きを助け、強きを挫く！情に厚く、正木流免許皆伝の十手術と万力鎖の技で悪に立ち向かう岡っ引、「黒門町の伝七」を中村梅之助が演じた痛快時代劇の第75回。江州膳所藩下屋敷の奥女中お藤が殺され、駕籠屋の鶴吉（太宰久雄）と亀吉（柳沢真一）にその嫌疑が掛かった。二人は酒が入ると前後の見境がなくなる気質。おかげで鶴吉は娘お梅（川島育恵）の縁談が壊れかけ、亀吉は女房おまさ（新井みよ子）に逃げられる始末。伝七（中村梅之助）は、お藤の父・大和屋からお藤が殿様の子をみごもっていたこと、また御正室紫乃には姫君しかいないことからお世継ぎ騒動のもつれではないかと推量、同心早瀬（北相馬宏）に膳所藩の奥向きを探ってくれるよう頼み込む。【以上、BS日テレ広報資料より引用】連続ドラマ『伝七捕物帳』（放送期間1973/10/02～1977/10/11、全160回）の第75回。1979年からテレビ朝日でも同名ドラマが放送されており、それと区別するため「日本テレビ版」と付記している。【役名（演技者）】黒門町の伝七（中村梅之助）、かんざしの文治（今村民路）、小春（和田幾子）、赤っ鼻の五平（瀬川新蔵）、ちょろ松（稲吉靖司）、藤助（中村靖之介）、早瀬市之進（北相馬宏）、お玉（呉恵美子）、新吉（続木太郎）、六蔵（田中春男）、鶴吉（太宰久雄）、亀吉（柳沢真一）、お梅（川島育恵）、楓（藤代佳子）、浅野儀介（清水彰）、おまさ（新井みよ子）、紫乃（白石奈緒美）、大和屋（増田順司）、上総屋（川島満）、清兵衛（天草四郎）、竹三（永井玄哉）、隆吉（石川博）、又平（岡本四郎）。【出典：ドラマ本体のクレジット表示より採録（採録：古崎康成）】