弱きを助け、強きを挫く！情に厚く、正木流免許皆伝の十手術と万力鎖の技で悪に立ち向かう岡っ引、「黒門町の伝七」を中村梅之助が演じた痛快時代劇の第25回。菊乃屋の板前・藤助（中村靖之介）の妻お勢（鳳八千代）が、鬼子母神のそばで捨て子を拾ってきた。子供のいない二人は、天からのさずかりものと大喜び。ところがその赤ん坊は盗人仙三（寺田農）の娘だった。仙三は三、四年前から堅気になって上方にいたが、かつては「てずまの仙三」と異名をとる錠前破り。そんなある日、藤助の前に現われた仙三は赤ん坊を返せと迫る。ところが、この仙三をつけ狙う女・夜桜のお芳（会田由来）がいた。二人の話を立ち聞きしたお芳は…。【以上、BS日テレ広報資料より引用】連続ドラマ『伝七捕物帳』（放送期間1973/10/02～1977/10/11、全160回）の第25回。1979年からテレビ朝日でも同名ドラマが放送されており、それと区別するため「日本テレビ版」と付記している。【役名（演技者）】黒門町の伝七（中村梅之助）、がってんの勘太（高橋長英）、かんざしの文治（今村民路）、赤っ鼻の五平（瀬川新蔵）、小春（和田幾子）、藤助（中村靖之介）、早瀬市之進（北相馬宏）、ちょろ松（稲吉靖司）、新吉（続木太郎）、お玉（呉恵美子）、お勢（鳳八千代）、仙三（寺田農）、こうもりの仁平（根本嘉也）、夜桜のお芳（会田由来）、お種（山田早苗）、お徳（藤井多重子）。【出典：ドラマ本体のクレジット表示より採録（採録：古崎康成）】