新婚早々の富子（中村メイコ）が夫・省二（松方信）を送り出したあと家に黙って入ってきた男の子がいた。聞けば省二の子供だという。富子ははじめて省二に子供があったことを知っておこったが、その日の午後、夫は交通事故で死んでしまった。彼女に残されたのは会ったばかりの省二の子、武（江木俊夫）だけだった。女の母性の強さが、実の子でもない子をかかえて、生活の苦しみと戦ってゆく姿を感動的に描く。【以上、読売新聞1961/11/21付より引用】【役名（演技者）】池上富子（中村メイコ）、高田省二（松方信）、高田武（江木俊夫）、青木安吉（若宮忠三郎）、青木愛子（旭輝子）、鈴代（高倉みゆき）、高田盛平（永井柳太郎）、立花月之助（長門勇）、直江（安芸秀子）、春菊（中村次朗）。