パティシエを目指し、勉強中の松尾ゆき、22歳。ゆきは一年前に心筋梗塞で亡くなった恋人、孝雄のことを今も忘れないでいる。そして、ゆきは、孝雄の一周忌に生前と彼と親しくしていた友人三人に声をかけ、彼を偲ぶ会を開いた。孝雄と大学の建築学部の同期で、建築デザイナーとなった後もよきライバルであり、親友でもあった富岡洋治。そして、孝雄がアルバイトをしていた運送会社に勤めていて、よき先輩であった吉田真。孝雄と高校の同級生で、なんでも話し合える友達だった末長舞。彼らの思い出話からは、人当たりもよく、正義感に溢れる孝雄の人柄がうかがえる。そんな孝雄は、一年前、自宅で心筋梗塞で倒れ、帰らぬ人となってしまった。若い人でもたばこや過労が原因になるといわれたが、これという原因がわからないまま。そして、その日、ゆきは、孝雄から話があると呼ばれていたのだが、結局、その内容もわからないままだった。その日にいったい何があったのかどうしても知りたいゆきは、孝雄はその日、誰かと会っていたはずだ、何か隠していることはないか？と三人に問いかけた。そんなゆきに反発して、帰ろうとする末長を引きとめ、ゆきは、三人に、さっき食べたケーキに毒を入れていたと告白する。解毒剤があり、一時間以内に飲めば、大丈夫だが、飲まないと死んでしまう、あの日、何があったのか、教えてほしい、真実を知るために、こうするしかなかった…と言う。冗談だろ、と取り合わなかったが、それが真実とわかり、焦る三人に、ゆきはこれまで調べてきたことを元にその日何があったか追及していく。そして、三人と孝雄との意外な関係や事実が次々に明るみにさらされる。そして、導き出された孝雄のゆきへの最後のメッセージとは？。【以上、関西テレビ広報資料より引用】「二週に渡って放映する予定だったものが、急遽、前後編まとめて放映することになったのでしょう。しかし、前編の最後にクレジットは出ないのに、次回予告だけは放映されるという不自然な形になっています。後編の最後に出るクレジットは、前後編合わせてのクレジットとなっているようです。【この項、文・市村】」衣裳協力・cantwo、JEANS MATE、PARTY、LAISSE PASSE、Debut de Fiore by LAISSE PASSE、flower、Zoff、amyris、他二社（ロゴ判読出来ず）。ロケ協・a-bridge、斉藤倉庫。車輛・カースタントTA・KA。【演技者…役名】「清水由紀…松尾ゆき（パティシエ志望の22歳）、城戸裕次…渡辺孝雄（ゆきの恋人）、三上市朗…吉田真（有限会社石平運送の従業員）、伊達暁…富岡洋治（建築デザイナー）、鈴木千絵里…伊藤沙耶、窪田吾朗…有限会社石平運送の所長、三上陽永…バイク便、木村心静…吉田の娘、堀まゆみ…末長舞（孝雄の高校の同級生。大学の薬学部の助手）。【この項、文・市村】」【データ協力・市村】