近未来を舞台に、監視員・洋平（成宮寛貴）の姿を通して生きる意味を問うSFヒューマンドラマ。洋平が働く「CYP」にはあるプロジェクトのもとスイッチひとつで生死を隔てた子どもたちがいた…。【以上、「週刊TVガイド（関西版）」2006/07/21号より引用】「2030年、10歳になった少年少女を拉致してきて、何もない部屋に隔離し、一切の情報を与えない生活を強いる実験が行なわれている。この若年層による犯罪や自殺に歯止めをかけるための青少年健全育成計画が実施されるようになって、20年ばかり経つようだ。何もない部屋で暮らす子供たちは、自分自身でスイッチを押し、死ぬ権利だけが与えられている。南洋平は青少年健全育成計画（CYP）を行なうCYP八王子センターで勤務する監視員。彼が監視するのは、このセンターで最後まで生き残っている一人、12歳になった〔シノザワ・ミツコ〕。もう二年も監視された中で生きてきたわけだが、彼女の両親が事故死したらしく、それを聞かされた〔シノザワ・ミツコ〕はスイッチを押して死んでいく。本部長である堺から洋平に電話が入る。翌日、堺に会いに行くと、転勤を命じられる。八王子センターには被験者がいなくなったので、横浜センターに勤務することに。その帰り、旧知の女児・〔サイトウ・キョウコ〕がセンターに連れ去られようとして、その父が係員を刺殺、しかし他の係員に射殺されてしまうという事件に遭遇する。そんな洋平は赴任した横浜センターで四人の被験者である真沙美たちを見て驚く。何と17歳だという。7年間も生きているという。洋平は「なぜ彼らはスイッチを押さないのでしょう？」と同僚に聞いてみるが、何も判らない。被験者の一人・亮太は、洋平に「なぜスイッチを押さないのか？」と言われ、洋平に殴りかかる。なぜだか涙が出てくる洋平、真沙美になぜ泣いたのかを問われるが、自分でも判らない…。【この項、文・市村】」巻頭に出るテロップ→「生きている犬は死んだライオンにまさる。」　A living dog is better than a dead lion.　《旧約聖書 伝導の書》第九章四節より。車輛・ブルーフラッグ。衣裳協力・ARAMARK、Kameoka、NICOLE CLUB FOR MEN、JUN MEN、他一社（ロゴ判読出来ず）。協力・フォーチュン、テレビ朝日クリエイト、The TUBE。美術協力・イワキ、他二社（ロゴ判読出来ず）。撮影協力・富士通幕張システムラボラトリ。提供・GyaO。【データ協力・市村】