川村ゆかり（新垣結衣）は、手軽な恋愛を繰り返している、イマドキの高校２年生。だが、妊娠したかもしれないと悩む自分に、交際相手の城嶋タケシ（原田篤）が渡したのは、経口妊娠中絶薬だった。そんなとき、ゆかりは同居している祖母のきよ（渡辺美佐子）から、ある人に手紙を渡してほしいと頼まれる。「“ばあば”の頼みなら聞いてあげる！」と承知したゆかりは、その相手を見て驚く。きよが手紙を書いた相手とは、なんと大学生の新堂直人（渡辺大）だったのだ。実は、きよは、ゆかりの母・裕美子（松田美由紀）と長年、折り合いが悪く、息子の雅彦（益岡徹）も仲立ちすることもなく見てみぬフリ…。そのため日中の大半を図書館や公園でやり過ごすことが多かったのだが、先日、公園でホームレス男性にからまれたとき、自分を助けてくれたのが直人だったのだ。偶然にも、直人はきよのよく行く図書館の自習室に通っていた。17歳の頃、初恋の男性に書いた手紙を渡せなかったというきよは、直人に60年前の初恋を重ねていた。「この手紙はね、60年越しの手紙なんだよ。17歳の私が渡せなかった恋文なんだよ」。そんな祖母の真剣な思いを前にして、ゆかりは断れず、ついに直人に手紙を渡すことに…！　その夜、遅れていた生理が来て、ゆかりはホッ。だが、ゆかりはこれまでのような手軽な恋愛に、虚しさを感じはじめていた…。やがて、手紙を書いたのはゆかりだと思い込んだ直人から、返事が来た。そこにはなんと「会いたい」と書かれていた。「私の代わりにあの子と会って、いろんな話をしてほしいんだよ。60年前、私ができなかったことをしてほしいんだよ」。そう、きよに頼まれ、ゆかりは渋々、直人とデートすることに…。だが、マジメな直人は、ゆかりのタイプではない。その後、きよに言われるまま、ゆかりは春休みの宿題を直人に手伝ってもらうことに…。連日の直人の来訪に、心ときめかせるきよ。最初は嫌がっていたゆかりも、直人のやさしさ、実直さを知るにつれ、彼にひかれていく。だが、手紙を書いたのはゆかりだと思い込んでいる直人に本当のことを打ち明けられず、ゆかりはひとり思い悩む。そんなある日、きよはゆかりと直人の前で失禁してしまう｡打ちひしがれ、泣き伏すきよ。そんなきよの姿に、ゆかりは“人を真剣に好きになる気持ち”を教えられる。翌日、老人ホームへの入居を決めた、きよ。止めるゆかりに、きよは言う。「私は、60年越しの恋文を渡すことができた。ゆかりも、自分の気持ちをちゃんと伝えて」。きよに背中を押されたゆかりは、手紙を書いたのはきよだったこと、そして自分の思いを直人に伝えるが…!?【以上、テレビ朝日広報資料より引用】撮影協力・江東区役所、江東区立深川図書館、あづまや文具店、FUNGO、SMITHS、しもきた商店街新組合。協力・シネハウス、ファン、テレビ朝日クリエイト、ザ・チューブ、ワインドアップ、スポット、ストロベリーキッズ。美術車輌・飯塚　輝男。美術協力・EIZO、SEED、エステール、ART/BERG、bridal in project、RESISTほか。各局の放送時間…3/17（金）23:15-→テレビ朝日、北海道テレビ放送、青森朝日放送、岩手朝日テレビ、秋田朝日放送、福島放送、新潟テレビ21、長野朝日放送、琉球朝日放送、3/17（金）24:15-→東日本放送、広島ホームテレビ、3/17（金）24:45-→鹿児島放送、3/18（土）25:50-→大分朝日放送、3/23（木）24:16-→愛媛朝日テレビ、3/24（金）23:45-→静岡朝日テレビ、3/24（金）24:15-→熊本朝日放送、3/26（日）24:30-→山口朝日放送、3/30（木）25:10-→九州朝日放送、4/4（火）10:52-→名古屋テレビ、4/4（火）15:05-→瀬戸内海放送。【出典：ドラマ本体のクレジット表示より採録】