橋場健二（松平健）は浅草界隈を根城とする『橋健組』組長。粋でいなせと評判の人情味溢れる橋場は、フリーカメラマン・水口冴子（高島礼子）も一目惚れ。強引に取材を申し込み、近付きになったほど。だが、その橋場がある日、組の解散を宣言。今後は全員堅気となって働くよう組員たちに言い渡したのだ。突然のことに驚く組員たち。しかし実はこれには橋場なりの考えと覚悟があってのことだった。橋場は、つい最近入院中の妻を看取れなかった。残された一人娘の茜（細川加奈）のためにも今後は堅気となって暮らしていきたいと決意したのだ。そして組員たちは、橋場が見つけてきた新たな職場へと散り散りになっていき、橋場は行きつけだったおでん屋『たこ助』を譲り受け『健ちゃん』の主人としての再スタートを切ったのだった。それから三ヶ月後。組員たちのことを案じる橋場のもとに恩田（磨赤兒）、横尾（小倉久寛）、春山（泉政行）という元組員たちが顔を見せた。聞けば新しい職場をクビになったので橋場のもとで働かせて欲しいという。「お前らには帰ってくる場所はもうねぇ」と突き放す橋場。だがこの時若い刑事・小西（瀬野和紀）を連れ立って店に現れた馬場島（菅田俊）が、元組員・岩切（大倉孝二）が殺人犯として逮捕されたことを伝えた。岩切は、公園で須藤久之（窪寺昭）という男を石で殴り殺害したことを自供しているという。だが橋場は、岩切が人殺しなどできるはずがないと直感。事件の真相を探るため恩田たちを使い、事件の真相を探り始めた。思いがけない展開に、「早くも橋場組再結成！？」とほほ笑む冴子。だが、橋場を中心としたにわかじたての探偵社は、かつての情報網のおかげで思いがけず大きな成果をあげることになった。【以上、フジテレビ広報資料より引用】「マツケンサンバ」がヒットした松平健がドラマの中ではじめてこの歌をうたった。ロケ車輌：昭和興業。撮影協力：浅草サンバカーニバル実行委員会、浅草の街のみなさん、台東区フィルムコミッション、浅草寺、浅草　花やしき、学校法人目白学園、Windmill、ワープエンタテインメント。