弱きを助け、強きを挫く！情に厚く、正木流免許皆伝の十手術と万力鎖の技で悪に立ち向かう岡っ引、「黒門町の伝七」を中村梅之助が演じた痛快時代劇の第69回。仏具商の江州屋武兵衛（村田吉次郎）は、下請けの飾職人・忠造（市川岩五郎）の娘おゆき（小堀薫）を妾にしようとしていた。だがおゆきは武兵衛を嫌っていた。武兵衛は、かまきりお駒（戸部夕子）と橋場の虎五郎（金田龍之介）を抱き込み、忠造を罠にかけた。お駒は、ねずみ小僧の再来と人気を博す折鶴小僧の名をかたって忠造を襲ったのだ。折鶴小僧ことお島（新橋耐子）は、ニセモノが出たことに気をとがめ足を洗うことを決意するが、同じ長屋のおゆきの不幸をみのがすことが出来なかった。【以上、BS日テレ広報資料より引用】連続ドラマ『伝七捕物帳』（放送期間1973/10/02～1977/10/11、全160回）の第69回。1979年からテレビ朝日でも同名ドラマが放送されており、それと区別するため「日本テレビ版」と付記している。【役名（演技者）】黒門町の伝七（中村梅之助）、かんざしの文治（今村民路）、小春（和田幾子）、赤っ鼻の五平（瀬川新蔵）、ちょろ松（稲吉靖司）、藤助（中村靖之介）、お玉（呉恵美子）、六蔵（田中春男）、橋場の虎五郎（金田龍之介）、お島（新橋耐子）、お駒（戸部夕子）、忠造（市川岩五郎）、江州屋（村田吉次郎）、竹松（蟹江敬三）、おゆき（小堀薫）、伊勢屋の内儀（丹羽たかね）。【出典：ドラマ本体のクレジット表示より採録（採録：古崎康成）】