いじめが題材になっているが、その行為の是非を問うよりも、主人公がいったんは挫折したホルンを吹くことを通して、いわば生きる力を回復するまでの心情を、ていねいに描いた作品。【以上、文・練馬大根役者】「新しいクラスの発表があった。吹奏楽部に所属している熊井かおりは３年Ｃ組になり、いつも一緒で部活も同じ宮崎　杏、杉浦光季、 松岡玲子と同じクラスになった。 喜ぶかおりにはさらに楽しみがあった。それは吹奏楽部「創立祭」の大イベントでホルンのソロを吹くこと。しかし数日後、この4人組の関係に微妙な亀裂が入る…。ほとんどの中学生が、身近にいじめがあると言います。自分がいじめられた経験を持つ子も、 いじめた経験を持つ子もいるが、いじめられている友だちをかばうと言った子はほとんどいなかった。「いじめられて一番辛いことは、仲の良い友だちがかばってくれないこと」 と日記生女子は言う。番組では、新学期早々、クラスでいじめられている女の子をかばったために、自分がいじめられることになってしまった主人公が、「自分の居場所がない」という落ち込みから立ち直り、好きなホルンを吹き続けることで、人間とし て成長していく姿を描きます。【この項、番組広報資料より引用】」『中学生日記』のタイトルコール前の「オープニングメッセージ」は熊井かおり、キーワードは「自分ハ自分デイタイ」。再放送は4/16（土）10:45-11:14。【データ協力：練馬大根役者】