山梨のジュエリーブランド「ユーキ」の、ユーキブランドの宝石に偽造品を見つけた専属デザイナー・白木美奈子（中村綾）が、身延山麓で絞殺される。英王室お買い上げのネックレスをデザインした優秀なデザイナーだった。ルポライターの浅見光彦（中村俊介）は、日蓮伝説の取材で訪れた山梨県立美術館で、突進してきた車にひかれそうになった伊藤木綿子（菊池麻衣子）と知り合う。ユーキの宝石鑑定士である。木綿子が所轄署へ連行される。美奈子の首を絞めたネクタイが、恋人で宝石鑑定士の塩野満（ひかる一平）のものだったからだ。その木綿子と下部温泉・熊野神社を訪れた光彦は、お堂の引き手に「日蓮の生まれ給いしこの御堂」の文字を発見する。塩野の筆跡だった。東京の塩野の部屋を訪れた光彦は、部屋の中が荒らされているのに驚くが、塩野の故郷と日蓮の生誕地が千葉の天津小湊と知り、現地に向かう。日蓮の生地が蓮華ケ淵に沈んだことを知る。そして事件の背景に宝石があるとにらむ。【以上、フジテレビ広報資料より引用】