本作からこれまでの榎木孝明に代わり、浅見光彦役として中村俊介が登場する。東京と金沢を舞台に起きた連続殺人事件の謎を、能登遺跡の発掘や牛首紬をからめながら、ダイイングメッセージ「オ・ン・ナ・ニ…ウ・シ・ク…」を手がかりに、ルポライターの浅見光彦が解決するまでを描いていく。東京・北区にある神社の裏山で音大生の北原千賀（秋本渚）は、刃物で刺された瀕死の男にぶつかる。男は「オ・ン・ナ・ニ…ウ・シ・ク…」の言葉を残して息絶える。殺された男は、繊維商社の山野稔（並樹史朗）。金沢出身で無類の考古学オタク。能登遺跡の発掘などにたずさわっている。千賀は事件と殺された男のダイイングメッセージを警察へ伝え、金沢へ。だが、彼女もまた、親友・春山順子（後藤理沙）に連絡した後、「美術の小径」で突き落とされて死ぬ。ルポライターの浅見光彦（中村俊介）は、神社の参道口で事件を知り、現場へ。木立の陰の千賀を見かける。被害者と発見者がともに金沢出身と知り、出版社に話して金沢へ。浅見は、能登遺跡の発掘現場で、山野が考古学同好会の考古学者、永瀬義治（塩屋俊）の研究を横取りしたことや千賀と順子が、永瀬の妻・香奈子（洞口依子）の教え子だと知る。【以上、フジテレビ広報資料より引用】ロケ車輌：ストロングワーク。撮影協力：福井県芦原温泉　清風荘、石川県和倉温泉　ホテル海望、西山産業開発、白山工房、加賀友禅工房　彩筆庵、能登煙火、全日本空輸。【出典：ドラマ本体のクレジット表示より採録（採録：古崎康成）】