平凡な専業主婦・山田典子（松坂慶子）は、四葉銀行に勤める夫・和男（大杉漣）と、息子・娘の４人暮らし。和男の銀行が合併吸収されるあおりで家計は苦しく、少しでも助けようとアルバイト探しを始めた典子だったが、年齢制限や主婦というだけで何処も雇ってくれない。そんな中、ひょんなことから探偵事務所「Ｋ＆Ｄリサーチ」の二枚目若社長・日比野仁（吉田栄作）と知り合い、強引に頼み込んで「パートタイム探偵」として働くことになる。翌日、ある男性の依頼で、愛人であるホステスの浮気調査をすることに。人気の高級美容室に現われた調査相手のホステス・コトリ、本名・豊見城真理（吉野きみ佳）を探るため、典子も客に扮して潜入。コトリが店のカリスマ美容師・一ノ瀬と恋仲にあることを突き止める。店を出たコトリは、「売地」となっている空き地で、一人弁当を食べたり、割いている白い花を慈しむなど不可解な行動が見られた。その後の調査で、コトリは一ノ瀬の他にもクラブの常連客と複数関係を持っていることが判明する。調査は終了するが、コトリのことが気になる典子はいつかの空き地へ行き、そこでコトリと再会。典子に心を開き身の上話をするコトリは、突然、預かってほしい物があると「鍵」を典子に手渡した。何処の鍵かと尋ねると、コトリは「夢のお城」と言い残し、必要になったら取りに来ると言って去っていった。別日、夫の浮気調査を依頼にきた女性は、何とコトリの浮気調査を頼んだ男の妻だった。典子はその男が四葉銀行で和男と同期の鏡義彦（近藤正臣）だったことを知る。今度は鏡を調査対象に日比野と尾行を始めた典子は、若い女性と旅行に行く鏡を追って同じ旅館に宿泊する。その翌日、コトリがマンションで視察死体となって発見される。【以上、テレビ東京広報資料より引用】「松坂慶子扮する専業主婦が、生活苦から家族に内緒でパートで探偵を始める。吉田栄作が所長をするその探偵事務所の面々は、クセのある社会の日陰者たちだ。ドジばかりしてヒンシュクを買う主婦探偵だが、初めての依頼人が殺されて、女の意地をかけて真犯人解明に乗り出す。三池崇史の映像センス、脚本に散りばめられたギャグとユーモア、豪華なキャスティング、衝撃的なエンディングなど、単発２ｈドラマの常識を覆す出色の面白さ！映画とテレビドラマが融合した希有な傑作。【この項、文：あさって】」地上波では、2002/12/11、TX系、水曜20:54～22:48「水曜女と愛とミステリー」にて放送された。車輌：富士映画。協力：松島町、ホテル松島大観荘、オリエンタル建設、ヤマヒロ、ファミリー引っ越しセンター、フォレスト・イン昭和館、ピア、ランド・ビジョン、THE Cucina SHOP、Mariko Rohga、ABISTE、Devilock、東レ・ティプロモード、ANTONIO MIRO、ラブエル、STOCKMAN GROUP、MATSUO、cosmic ray、日本楊太極武藝協會、Canon、J-PHONE、コニカ、セピアン アクセサリー、エリットバッグ、MURAI、アイコム、総合探偵社ガルエージェンシーほか。【出典：ドラマ本体のクレジット表示より採録（データ協力：練馬大根役者）】《16:9》