• 水色
  • 緑
  • 紫
  • オレンジ
  • 赤
  • 小
  • 中
  • 大

ドラマ 詳細データ執行前三十分(執行前30分、執行三十分前、台本時タイトル…執行前)

1961年1月、第1回モンテカルロ国際テレビ祭で「穴」とともに演出・脚本部門の最優秀賞を受賞。第5回放送作家協会賞演出者賞受賞作品。「この作は、無実を叫ぶ男が死刑執行される直前三十分間の心の動きを、なかなかの迫力で描く。しかも偶然、その翌日の夕刊に、静岡県の運送店の女主人殺しの真犯人は被害者の兄夫婦だと正木ひろし氏らが提言したのに対し、その兄夫婦は人権侵害も甚だしいと告訴したという事件があったりしたが、何人の無実の人が知られずに絞首台に上ったことか。それらの人々の苦悩を通じて、社会悪、人間悪をさらけ出し、公憤を与え得たとしたら、この作は成功だといえよう。そしてその限りで、たしかに成功作であった。タイトルバックは黒く長い刑務所の高塀。壁、廊下、格子窓等々の短いショットが続いて、冷たく暗い所内を鋭く描く。青年と乾いた靴音。……独房の中で三年間無実を叫んでいる。いまわしい回想。――このあたり適切なムードでテンポもよく、すぐれた導入である。昌二と教誨師の対決を主アクションとして、二つの食い違った犯行状況、法廷、教誨師と愛子及び相棒との会見等が、回想形式で釣り合いよく挿入され、十分視覚的かつ主体的に、緊密な構成。そうした全体構成からときおりアップする主演者たちの表情、検事の眼鏡の光りまで細心の注意を払った演出を、まず認めたい。【この項、文:河竹登志夫氏(「テレビドラマ」(現代芸術協会刊)1960/05号より引用)】【異説】WEBサイト「脚本データベース」のデータでは1961/05/01放送と記載されているが誤り。【参考文献:webサイト「脚本データベース」(2020/08/06参照、http://db.nkac.or.jp/top.htm)】
キー局 ABC 放送曜日 放送期間 1960/05/01~1960/05/01
放送時間 21:15-22:15 放送回数 1 回 連続/単発 単発
番組名 東芝日曜劇場(第179回)
主な出演 滝沢  修宇野 重吉北村 和夫神山  繁小池 朝雄斎藤 美和斉藤 美和)、高木  均高桐  真溝田  繁
主な脚本 (作:茂木 草介
主な演出 山田 智也、(助手:荒木 左近細川久仁彦
局系列 JNN
制作会社 ABC
撮影技術 (カメラ:中山  亮)(照明:角本喜一郎
HP
美術 (装置:横矢  猛

Tag Cloud

滝沢修 教誨師 宇野重吉 兄夫婦 叫ぶ 靴音 人権侵害 人間悪 格子窓 公憤 北村和夫 絞首台 演出・脚本部門 放送作家協会賞演... 構成 運送店 脚本データベース 回想形式 所内 最優秀賞 食い違う さらけ出す 山田智也 すぐれる 導入 上る タイトルバック 注意 冷たい 相棒

リンクパーツ

直リンク用URL ヘルプ
引用パーツ ヘルプ


インフォメーション

クチコミ

ユーザレビュー

ドラマデータ提供