神山治郎（高橋英樹）が参加した結婚式で、妊娠中の花嫁・片倉悦子（高橋かおり）のヴェールにキャンドルの火が燃え移る騒ぎに遭遇。悦子が痙攣しているのを見た神山は、過換気症候群とみて治療し、悦子は元気を回復した。ところが、悦子のヴェールが燃えたのが保険金を狙う悦子の母･早苗（美保純）の仕業だ、との噂が流れた。実は16年前、ホステスをしていた早苗は、悦子の実母･佐代（宇都宮雅代）を追い出す形でクリーニング屋の片倉誠二（鈴木信明）と結婚したが、３ヶ月もたたないうちに店の火事で誠二が焼死し、多額の生命保険金を手に入れたとの話があったのだ。火事の原因は業務用のアイロンの消し忘れ。早苗はその時、ジョギングをしていたと話していた。神山は、悦子が16年前の放火を目撃、ショックで失われたその時の記憶が、結婚式での騒ぎで甦えり始めた、とにらんだ。ロケ車輌：ストロングワーク。ロケ協力：薬師あいロード商店街、久護堂医院、埼玉セントラル病院、栗原医院、山中湖　花の都公園。【データ協力：栄司】