デザイナーになるために偽装結婚して日本に居座る中国女性と、利用された写真家の騒動を描く。「37歳のカメラマン・鈴懸彰（中井貴一）は、25歳の資産家令嬢・杉野恵美（仲間由紀恵）との結婚式をまさに挙げようとしていた。その時、親友で区役所職員の角田亮一（生瀬勝久）に連れ出される。なんと彰は、戸籍上すでに結婚しているというのだ。戸籍抄本の配偶者欄には『フェイ・リン』という全く身に覚えのない名が記載されていた。彰は結婚間近のころ、外国人に財布をすられていた。中の免許証をもとに、中国系女性のフェイ・リン（フェイ・ウォン）が偽の結婚届を出していたのだ。恵美や父親である杉野グループの会長・栄之介（布施明）たち「名門」一家の名に泥を塗る事をおそれた彰は、事を打ち明けずにひそかにフェイを捜しだして、離婚届にサインさせようとする。実は彼女はファッションデザイナーを目指して勉強していたが、学生ビザの期限が切れたため、偽造結婚したのだった。日本国籍を取得したフェイは、憧れの世界的デザイナー・森村ミチオ（大杉漣）のもとで働こうとスケッチを見せに行き、激励される。一方、探偵の大城戸隆（鴻上　尚史）がフェイの居場所を発見。彰は意を決して乗り込んでいくが…。【文・練馬大根役者】」第１回は、火曜22:15～23:09。当初放送予定回数は全12回だったが１回短縮された。（DVD版には当初予定通り全12話が収録されている。【この項、文：練馬大根役者、役名補足：＠】）また2001/09/11に放送された最終回は、アメリカのテロ事件のため断続的に中断しながらオンエアされた。関東地区では、６日後の09/17の15:00～15:55に再放送された。各話サブタイトルは以下の通り。♯01『月よりの使者』、♯02『ムーントラップ』、♯03『月下美人』、♯04『月の出を待って』、♯05『ムーンウォーカー』、♯06『おぼろ月夜』、♯07『月とカメラ』、♯08『ムーンライトセレナーデ』、♯09『月はどっちに出ている』、♯10『月を追いかけて』、♯11『満月の夜』。海外コーディネーター・柴山　英里(3)-(11)。北京語通訳・片原　朋子。英語指導・パトリック・ハーラン、ショーン・ライアン。フラワーコーディネーター・米丸　公子(3)-(11)。車輌・ホリオート、東野　光展、山口　文彦、小川　博昭、舘野　洋一。夕陽スチール・佐藤　　進(1)-(11)。モードスチール・Lesllie Kee(1)-(11)。スチール・中岡　美樹。撮影協力・杉並区、徳間書店、Abita、田中貴金属ジュエリー館(1)、目黒雅叙園(1)、MODAPOLITICA(2)(4)、白木屋(2)(9)、アクアシティお台場(3)(4)、舶来品のレイメイ(4)、ヤマハ発動機(5)-(11)、KING(5)、OASIS(6)、東京デザイナー学院(8)(9)(11)、調布病院(10)、スキーリゾート フランシュたかやま(11)ほか。フィルム協力・Kodak。展示作品協力・「バンタンデザイン研究所」川那　貴美(9)、大江智恵子(9)、高橋良太郎(9)。資料写真・ミサワホーム(10)。ファッションショー照明協力・CAT(11)。【出典：ドラマ本体のクレジット表示より採録（データ協力：練馬大根役者）】