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ドラマ 詳細データ憲法はまだか(第一部 象徴天皇 第二部 戦争放棄)

放送文化基金賞優秀賞、同脚本賞受賞作品。芸術選奨文部大臣賞受賞(演出:重光亨彦)対象作品。1945年10月、日本国政府は連合国総司令部(GHQ)から憲法改正の要請を受け、首相の幣原(神山繁)は商法の大家・松本(津川雅彦)を憲法担当大臣に任命した。「敗戦後の日本において、民主主義憲法がどうして生まれたかを探り出した硬い内容であるので、視聴者に何か興味を持ってもらえるような映像表現がなんとしても欲しい。透明人間を出そうという発想を考え出し、包帯男を画面に出すことにした。包帯を人間の体にぐるぐる巻きつけていくと、不思議に異様な存在感が出てきて、この透明人間が憲法作りのすべてを見ている感じがしてきたので、これを象徴的な存在として使うようにした。そうなると、セットもリアルでなくていいことになり、衣装も同じく現実の着物にこだわらなくてもいい。試してみると面白いもので、包帯を巻きつけるようにしていくと、継ぎ目が出てくるかと心配したが、その境目がとんでしまい、真っ白に見えてしまった。そのため、想像以上の効果的な映像に出来上がってしまった。【この項、志賀信夫著「映像の先駆者125人の肖像」(2003/03/30発行、日本放送出版協会刊)より引用】」このように本作の意欲的な取り組みを評価する向きが多いが、逆説的に歴史を結果から帰納的に描くことで歴史が最初から結末が見えた上でそこに突き進んだような描き方になった弊害を指摘する向きもある。「歴史ドラマで忘れてはならないのは登場人物たちはその劇中の場面より将来のことはすべて未知のことなのだということ。我々はその後の歴史を知っているから既知のことだけれど劇中の彼らはまだ知らない。その後何が起こるのか知らずに行動している。ところが本作の登場人物たちは自分たちが今後、どういう運命をたどるのか分かった上で演技しているような場面が散見される。その台詞が後にどういう意味を持つことになるのか、あらかじめ承知した上で語っている。他方、劇中のワンシーンの中で後世の歴史から見ると結果としてなんの意味も持たないまま終わるやりとりが現実には存在したはずがこのドラマでは後世意味を成さなかった行動、台詞がほとんど出てこない。後世に意味をなさなかった台詞、行動は「その場には存在したがドラマ上の時間の省略という手法で省いた」というドラマのスタイルが必要なのに、このドラマは連続した時間経過の中で出てくる台詞すべてが後世の歴史に意味のある台詞だけで構成されるという、非常に奇妙な描写が無自覚に行われている。【この項、文・古崎康成】」【データ協力・のよりん】【参考文献:志賀信夫著「映像の先駆者125人の肖像」(2003/03/30発行、日本放送出版協会刊)】
キー局 NHK 放送曜日 放送期間 1996/11/30~1996/12/07
放送時間 21:00-21:30 放送回数 2 回 連続/単発 連続
番組名 特集土曜ドラマ
主な出演 津川 雅彦(1)(2)、江守  徹(1)(2)、岡田茉莉子(1)(2)、松村 達雄(1)、高橋 惠子関根 恵子高橋 恵子)(1)、近藤 正臣(1)(2)、鈴木 瑞穂(1)(2)、神山  繁(1)(2)、佐藤  慶(1)(2)、すま けい(2)、森口 瑤子森口 瑶子)(2)、岡村 喬生(1)(2)、うつみ宮土理(2)、真実 一路(1)、真夏  竜瀬戸 幹雄真夏 竜吾)(1)、岸部 一徳(1)(2)、寺泉  憲寺泉 哲章)(1)、藤田 宗久(1)(2)、長谷川初範(1)(2)、北村総一朗(1)(2)、磯部  勉(1)、矢崎  滋(1)、武内  亨(1)(2)、内田  稔(1)、坂口 芳貞(1)、原  康義(1)(2)、平松 慎吾(1)、森田 順平(1)(2)、山下 規介(1)、東根作寿英(1)、塚本 信夫(1)、大林 丈史(1)(2)、飯沼  慧(1)(2)、須賀不二男(1)、神山  寛(1)(2)、石黒 高志(1)、斉藤  真斎藤  真)(1)、早川 雄三(1)(2)、福山 象三(1)(2)、斉藤  暁(1)、入江 正徳(1)(2)、レオ・メンゲティー(1)(2)、デニス・フォルト(1)(2)、ダン・ケニー(1)、リチャード・グロス(1)、松井 大毅(1)(2)、山入端克輝(1)(2)、山入端秀樹(1)、小倉 梨絵(1)(2)、寺田  農(1)(2)、滝田 裕介(1)、小泉  博(1)(2)、久米  明(1)、名川 貞郎(1)(2)、水橋 和夫(1)(2)、狭間  鉄(1)、伊藤 幸純(1)、宮川 洋一(1)、鈴木 泰明(1)、北村 大造(1)、田村 勝彦(1)、西沢 利明(1)、遠藤  剛(1)(2)、堀越 大史(1)、上杉 陽一(1)(2)、宋  英徳(1)(2)、石住 昭彦(1)(2)、大竹 周作(1)(2)、渡辺 寛二(1)(2)、越村 公一(1)(2)、折口  明(1)(2)、茂木 和範(1)(2)、重松  収(1)(2)、邱  太郎(1)(2)、佐賀 左右(1)(2)、安西 一義(1)(2)、関川 慎二(1)(2)、五森 大輔(1)(2)、加藤 繁木(1)、猪又 太一(1)、窪園 純一(1)、真田 五郎(1)、河原田ヤスケ(1)、大竹 龍二(1)、柴田林太郎(1)、マイケル・デントン(1)、ジョン・ギャロック(1)(2)、チャーリー・フォンタナ(1)、ウォルター・エスビュッフェル(1)、ウィンストン・カーク(1)、ブライアン・バハウェッツ(1)、エリック・バーク(1)、フランク・オコーナー(1)、ピーター・エッカール(1)、ウェイン・ドスター(1)(2)、セス・デナウェッツ(1)(2)、三木 敏彦(2)、なべおさみ(2)、清水 幹生(2)、福田 裕子(2)、林  昭夫(2)、うえだ 峻植田  峻)(2)、森下 哲夫(2)、岩下  浩(2)、石橋 雅史(2)、松本 朝生(2)、原口  剛(2)、村上 幹夫(2)、佐奈田恒夫(2)、岸本  功(2)、小池  栄(2)、下元 史朗(2)、竹内 靖司(2)、宮部 昭夫(2)、中川 謙二(2)、菱谷 紘二(2)、平野  稔(2)、阿部 朋子(2)、矢田 有三(2)、石垣 守一(2)、波多江 清(2)、伊藤  紘(2)、坂本 大地(2)、岩井  弘(2)、伊藤  眞(2)、側見 民雄(2)、野沢 由香里(2)、前田みさ子(2)、大滝まどか(2)、坂本 尚子(2)、金子 健登(2)、松山 邦久(2)、勝田 裕子(2)、早香 沙紀(2)、ビアンカ・アレン(2)、クリント・フリーマン(2)、テリー・オブライエン(2)、トム・ウェスト(2)、マーク・マードック(2)、デビット・リスト(2)、ジェームズ・ダンコ(2)、マイケル・ベスト(2)、デビット・ライアン(2)、フォン・シェラー(2)、ジョセフ・ラザール(2)、リンゼイ・マーテル(2)、テラ・マーテル(2)、デビット・イマミチ(2)、マーク・オリアン(2)、ブーフィー・パスカル(2)、篠田 裕太(2)、ベンジャミン・カランセン(2)、大山 克巳大山 勝巳)(2)、
主な脚本 ジェームス三木
主な演出 重光 亨彦重光 享彦)(1)(2)
局系列 NHK
制作会社 NHK

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