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ドラマ 詳細データ健の犯罪(鍵の犯罪)

一人の少年がある日突然尊敬していた教師をナイフで刺してしまう。そしてその理由をめぐり少年の姉や、少年の周囲の人々が登場。やがてついに原因が判明する。ところがその原因は、より根深い社会の病根につながっているものだった。もともと三好十郎がラジオドラマとして執筆、放送されたものをテレビドラマ化したもの。映像作家の岡本愛彦は自著の中で「これがテレビドラマの方向ではないか」と感じさせたドラマとして本作を挙げている。「勿論映像芸術という見方からすれば幼稚な手法によるドラマでしたが、この作品には我々をぎくりとさせる要素が幾つか含まれていました。その要素の一つはこの作品のテーマが、(不可解な人間の心理の追及)という点にあったことです。その頃のテレビドラマは(ストーリーを如何にうまく組み立てるか、如何にして劇性を高めていくか)という点に主力が置かれていました。少しでも特異なお話を、少しでもうまくまとめて行くというのが、当時のテレビドラマツルギーの主流を占めていました。然し、『健の犯罪』には、素材とかドラマの構成などという点を上回って、人間の意識のあり方、その不可解性などをえぐり出そうとする姿勢があったのです。【この項、岡本愛彦・著「テレビドラマのすべて」(1964年、宝文館出版刊)より引用】」【役名(演技者)】夛々良一(下元勉)、妹佐知子(初井言栄)。
キー局 NHK 放送曜日 放送期間 1954/01/21~1954/01/21
放送時間 19:50-20:30 放送回数 1 回 連続/単発 単発
番組名 ドラマ
主な出演 下元  勉初井 言榮
主な脚本 (作・三好 十郎
主な演出 梅本 重信、(演出助手・岡本 愛彦
局系列 NHK
制作会社 NHK

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