ひき逃げをした男が、罪の意識に悩んで５年。できた恋人が、自分が殺した男の娘だったとは。島本悦（赤木春恵）は息子の和夫（広岡瞬）とともに運送店を営んでいる。夫を亡くし、心臓を病む娘の秀美（伊藤かずえ）を含めた３人暮らしは、ごくつつましい。そんなある日、和夫がひき逃げをした。自首しあぐねて５年。商売は軌道にのったが、秀美は手術の失敗がもとで死んだ。一方、ひき逃げされ、一家の大黒柱を失った鈴木家は離散。母・武子（中原ひとみ）は病弱で入院、家のローンを払うため、長男の良一（江藤潤）は、大学をやめ大工になった。長女の初代（山咲千里）も、高校を出てすぐ会社の寮住まいだ。そんなとき、初代が恋をした。運命のいたずらか、相手は父を殺した和夫だった。【以上、「ザテレビジョン」（角川書店刊）1983/05/20付より引用】VTR作品。【その他のクレジット表示】協力：東通。【データ協力：高校教師】