35年も前に戦死したはずの父が生きていた？戦友会がひた隠しに隠す戦時下の狂気の事件のナゾを描く結城昌治原作の推理サスペンス。今年36歳の画家・菊池睦男（江守徹）のもとにある日、浅香慶子（斎藤とも子）という若い女性が訪ねてきた。用件は「あなたの父・菊池一郎が交通事故死し、あなたが保険金受取人だ」というもの。まさに青天のへきれき、父は35年前に戦死しているはずなのだ。しかも、慶子は一郎の娘で慶子と睦男は兄妹だという。【以上、毎日新聞1982/12/09付より引用】