名取裕子演じるヒロインが、1910年から1923年までを時代背景に、兄と一緒に高知から上京し、寄席の仕事を手伝いながら、20歳年上の男性と結婚して、幸せな家庭を築いていく姿を描く。主役に抜擢された名取裕子は当時19歳の女子大生で、将来が有望された新人女優らしくそのフレッシュな魅力でファンを釘付けにした。1910年の南国土佐。鰹節問屋、南雲屋の娘、おゆき（名取裕子）は誰にでも好かれる心の優しい17歳の乙女だ。底抜けに明るい日の光と黒潮の雄大さはおゆきを心優しいだけでなく、明るく健康な娘に育み、将来、苦難にぶつかったときにも、決してくじけない強さを持った娘に育ててくれた。おゆきには松丸（前田吟）という兄がいた。実はこの二人、本当の兄妹ではない。17年前、赤ん坊を連れた若い女巡礼が、南雲屋に置いていったのがおゆきだった。おゆきに縁談が持ち上がり、猛反対の松丸は、おゆきとともに家を飛び出す。高知から大阪へ、大阪から東京へ。おゆきの波乱の青春が始まった。【以上、TBSチャンネル広報資料より引用】一部資料では放送回数全150回と記載されている。提供：ポーラ化粧品。【参考文献：webサイト「Yahoo!オークション」出品台本の書影、書籍「劇団ひまわり30周年史」（1981/09/22発行、発行所：株式会社劇団ひまわり）】