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ドラマ 詳細データ砂の城(企画時タイトル…連鎖反応)

フランスのフレッド・カサック原作「連鎖反応」(諏訪正訳)を、倉本聰が翻案・脚色したもので、現代社会に生きる青年の心理心情を風刺的に描く。原作の舞台はフランスだが、住宅難とマンション・ブームの日本にあてはめ、ドライに喜劇的な手法でサスペンスを盛りあげていく。水着会社の宣伝部に勤めるサラリーマン有川信(目黒祐樹)は、同じ会社の次長秘書で婚約者の田村洋子(松岡きつこ)との快適な結婚生活を夢みていた。二人の結婚の障害は新居にあって、二人の収入では快適なマンションには到底手が届かず、結婚できないでいた。そんなとき、会社の管理職に湘南海岸の新築マンションが割り当てられることになった。主任の地位にあった信には入居の資格はない。ある日信は、同じ部の係長から、利害関係のない重役を殺害して出世していく男を描いた推理小説を書いていると聞く。上司が一人抜ければ自分が係長に昇進し、そして待望のマンションにはいれる――そう思った信は、さっそく犯行動機の薄い、自分とは利害関係のない上役を葬る計画を立てる。【以上、「グラフNHK」(NHKサービスセンター刊)1970年8月1日号より引用】倉本聰らしいユーモアと時に緊張感ある展開だったことがうかがえる。「第三回の放送は三十分間のうちセリフのあるシーンがほんの数分という、サスペンス・ドラマらしい奇抜な構成で進む。この収録が行われた日、主演の目黒祐樹は始まる前からそわそわしっぱなし。なにしろ動きと表情だけでめんみつな殺人計画を実行するという段取りなので、アクションも自然に細かくなってくる。化粧室の鏡の前で、いろいろ表情を作りながらあれこれと練習し、いつもの冗談ひとつ出ない。そのかいあってか収録は上上、本番を終えてスタジオから出てきた目黒「ぼくには大へんな経験でした。セリフが少ないので最初はらくでいいやと思っていたんですが、大まちがいでした。『樅ノ木は残った』でオシになった吉永小百合さんの苦労がよくわかりました。彼女は何回もオシで出たんでしょう。吉永さんはすごいですね」と妙なところで吉永小百合をべたほめ。それにしても難役を演じきり、ほっとした表情だった。【この項、「グラフNHK」(NHKサービスセンター刊)1970年8月1日号より引用】」【参考文献:「グラフNHK」(NHKサービスセンター刊)1970年8月1日号】
キー局 NHK GTV 放送曜日 月~金 放送期間 1970/08/17~1970/08/21
放送時間 21:00-21:30 放送回数 5 回 連続/単発 連続
番組名 銀河ドラマ
主な出演 目黒 祐樹松岡きっこ松岡きつこ)、藤村 俊二藤岡 重慶芥川比呂志山田 吾一宗近 晴見鳳 八千代鳳 八千世)、
主な脚本 倉本  聰倉本  聡
主な演出 村上  慧
原作 フレッド・カサックフレッド・カザック…誤り)「連鎖反応」(訳:諏訪  正
局系列 NHK
制作会社 NHK

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