モンテカルロ・ラリーに優勝して、いまはテスト・ドライバーとして活躍している夫、哲夫（伊藤孝雄）と、デザイナーあがりの妻、綾子（南田洋子）との間の愛のさすらいをテーマにしたメロドラマ。『男嫌い』など、しゃれた都会風ドラマが得意の八木柊一郎が脚本を書き、冬から春にかけて話を進める「同時性ドラマ」に仕立てている。きょうは第一回。夫の哲夫とちょっとしたことから冷戦状態にある綾子は、二人の仲の危機を感じていた。そんなある日、クラスメートの冬子（中村メイコ）が、二人の仲を心配して綾子をたずねて来た。その時、哲夫が交通事故で重傷を負ったという電話がかかって来た。【以上、読売新聞1969/02/20付より引用】金持ちの娘と修理工あがりの男が結婚を。夫婦の生活は次第にちぐはぐになっていく。「花とおじさん」の曲がヒットした歌手の伊東きよ子が看護婦・和子役で第２回からテレビドラマ初出演。