弱肉強食の戦国時代を背景に、雑草のようにたくましく育つ子どもたちのバイタリティーあふれる姿。「歌詞の前半…「♪昔の兵隊さんは鉄砲かついで タットコト　♪今の兵隊さんはジェット機飛ばして ゴーゴーゴー　♪今も昔も変わらぬものは わんぱく小僧（いたずら小僧かもしれない）の泣き笑い」。【この項、文：H,K】」好評で『無敵！わんぱく』という続編も制作された。本作出演の二瓶康一（火野正平）は2017/05/17放送の自転車による紀行番組「「にっぽん縦断こころ旅」（NHK BSP）に出演した際、視聴者からの手紙のリクエストに応える形で本作の主題歌「わんぱく部隊の歌」を50年ぶりに口ずさんだ。火野正平は後年、著書でも『わんぱく砦』とおぼしき「子供番組」で共演した古川ロックとの思い出を回顧している。「子供番組のシリーズの時も、京都のあるプロダクションの社長さんの別宅にもう一人東京から来ている俳優さんと一緒に暮らしていたけど、家にいるよりは全然居心地が良かった。二人で暮らしてて二人で飯作って、まあ店屋物や外食ももちろん多かったけども。風呂沸かすのが面倒臭いから二人でいつも銭湯に行って。それでもずっと居心地が良かったんだと思うし。その一緒に暮らしていた人は、古川ロッパさんの息子さんで古川ロックさんていう人だったんだけど、もう亡くなっちゃった。大学でラグビーやってて終わってすぐ来たみたいだから、体重が百何キロもあってさ。その人と一緒に飯作ったり食い出したりしたから俺あっという間に胃拡張になっちゃったもんな。影響を受けやすかったから。付き合いで食わなきゃいけないのかと思って食ってた。エースコックのワンタンメン10個に油揚げ５枚に卵10個入れたやつを二人で食って「ゲブッ」って言ってるような。確実に二人で５袋ぐらいずつ食ってるんだから。朝は撮影所の食堂でどんぶり飯に納豆と大根おろしと卵の黄身、それに味噌汁をバッとかけてコーラのホームサイズ１本飲んで。毎日それの繰り返しだったもん。でも楽しかったな。【この項、火野正平著「火野正平 若くなるには、時間がかかる」（2016/01/26、企画構成：田中和浩氏、講談社刊）より引用】」【放送日時補足】関東地区では東京12チャンネルで放送された。【参考資料：書籍「劇団ひまわり30周年史」（1981/09/22発行、発行所：株式会社劇団ひまわり）】。