自分たちの農場を隣国から奇襲され、奇想天外な作戦で敵を追い散らす戦争孤児たちの物語。『わんぱく砦』の続編。本作がヒットした当時のことを火野正平（当時、二瓶康一）は回顧している。「16～18歳の頃、京都で朝日放送が制作した『わんぱく砦』っていうすごい人気番組があったんだよ。バラエティーじゃなくて、ちゃんとドラマで時代劇なんだけど、なんか適当な。子供達があちこち旅をして村人を助けたりとかいろんなことをやっていく番組で、ものすごい視聴率が良くて、続編を作ったりしていた。その頃は夜中に家の周りを女の子がウロウロするわ、ファンレターだけで段ボールいっぱいになって足で押さえつけなきゃいけないぐらいになったのに、終わって半年も経ったらピタッとなくなったのね。何の音沙汰もなくなった。その時、「あ、この世界ってこういうもんなんだ」って身をもって覚えたさ。だから人気は一過性のもので、俺のことを好きだって言ってた人達はもう次の人に行ってるんだよ。人気っていうのはそういうもんだから、その頃から「信用せん、信用せん」って思ってた【この項、火野正平著「火野正平 若くなるには、時間がかかる」（2016/01/26、企画構成：田中和浩氏、講談社刊）より引用】」。【役名（演技者）】白木左馬之介（真木祥次郎）。【データ協力：猫玉、なち】