• 水色
  • 緑
  • 紫
  • オレンジ
  • 赤
  • 小
  • 中
  • 大

ドラマ 詳細データさがす

本作当時、RCCの制作部にいた後年制作部長となる新井俊一郎は本作について語る。「3作目は、多地映一さんの書下ろしで「さがす」。私が直接タッチしたドラマですが、児童劇団の可愛い少女が主人公となり、その子を探し求める老人を岩崎徹さんが演じて好評を得ました。原爆で我が子を失ったお爺ちゃんが、絶対にあの子は生きていると信じたまま、あの子が居るのでは、と思われる全国の子ども施設を探し回るのです。当然ながら広島の孤児収容施設周辺を探しにいくという場面もフィルムロケで交えました。RCCのすぐ脇の広島城のお堀端に当時、まだそういう施設がありました。そこにロケーションに入ったのですが、そこで一人の少女を見つけるという設定になっている。しかし実は違うらしいのですが、そのお爺ちゃんには「絶対、ウチの娘だ」というふうにしか見えない。お爺ちゃんは、遂に探し当てたと思う。しかし、客観的に言うならば、それは妄想~とは言いたくないけども、お爺ちゃんの願いが極まったために、それらしい出会いが生まれてしまったのではないか、というような設定なのです。ちょっと複雑な設定ですが、ドラマでは、子どもを見つけたということになっている。でも、それは…?と思わせながら番組は終わるのです。これはスタジオとフィルムロケとで作った、ドキュメンタリー的なテレビドラマでした。この「さがす」 というドラマが、私が作った中では最も心に訴えて来るものが強かったと自分では思っていますし、このお爺ちゃん役を演じた岩崎徹さん、劇団RCCのリーダーですが、岩崎さんも、あの作品は自分の思い出に残る作品の一つだと後々まで評していて下さいました。【この項、書籍「新井俊一郎オーラル・ヒストリー ヒロシマで被爆全滅を免れた中学校1年生だった私は当日入市被爆者です」(2022年3月30日発行、著者:新井俊一郎、広島大学文書館・75年史編纂室発行)より引用】」【参考資料:「私の放送人生」新井俊一郎氏(会報「民放クラブ」第149号(2023/04/01発行)掲載)】
キー局 RCC 放送曜日 放送期間 1962/09/25~1962/09/25
放送時間 放送回数 1 回 連続/単発 単発
番組名 テレビホール
主な出演 岩崎  徹
主な脚本 (作:多地 映一
主な演出 新井俊一郎
局系列 JNN
制作会社 ラジオ中国(RCC)
制作 新井俊一郎

Tag Cloud

岩崎徹 お爺ちゃん RCC 新井俊一郎 設定 思う フィルムロケ さがす お堀端 見つける CC ドラマ 少女 探し当てる ウチ 作る 演じる 作品 施設 リーダー 可愛い 自分 全国 願い 場面 映る 信じる 得る 違う 強い

リンクパーツ

直リンク用URL ヘルプ
引用パーツ ヘルプ


インフォメーション

クチコミ

ユーザレビュー

ドラマデータ提供