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ドラマ 詳細データ谷川岳中継ドラマ アンザイレン

「このドラマは谷川岳1900メートルにTVカメラを担ぎ上げて中継する夏の特別プロとして企画されたものです。従ってカメラの位置も限定されるし音声も思うようには拾えない。照明に至っては尚更です。しかし、制作上のこうした制約は作者の自己欺瞞にはなっても視聴者への言訳にはならないこと当然です。それならむしろ制約を逆に利用しよう。作者の興味もファイトもその辺に湧いて来ます。【以上、文・高橋玄洋(「テレビドラマ」1961/8月号(現代芸術協会刊)より引用)】」「この番組のうりものは、この生中継にあるわけです。1時間全部を生中継でやる必要はないのですが、だれしも出来ることなら、全部を生中継にして画期的なドラマにしたいと考えたくなります。しかし、結果からみると、これが致命的な墓穴となりました。というのは、一ノ倉沢の中央尾根にカメラをすえ、その部分のドラマとして書いたのですが、山登りの実体を抽出するには、麓から一ノ倉沢へやって来るまでの、歩きがどうしても必要だったのです。歩いて歩いて一ノ倉沢にたどりつき、そこで決意を固めて、岩場にいどむわけです。その、歩いて歩いての部分が、生中継のカメラ位置にこだわったために書かれなかったのです。これでは、ビル街のビルの壁をよじ登るのとちっとも変わらないことになります。もし、生中継だけということにこだわらず一部分のフィルムの挿入を考えれば、岩場に対した時の登山者の心境もハッキリしたでしょうし、山登りそのものも描き出されていたであろうと今もって悔まれます。【この項、高橋玄洋・著「テレビドラマ作法」(1985年、三一書房刊)より引用】」「登山中に自分の貸したピッケルがはずれて死んだ友人のことを悔やみつづける主人公を描く。【この項、文:のよりん】」本作の脚本は「高橋玄洋作品集 生きて愛して死んだ」(三一書房刊)に収録されている。1961/09/10の同じ枠で再放送されている。【データ協力:のよりん(野口義晃)】【参考資料:書籍「日本タレント名鑑'81」(1980/12/30、VIPタイムズ社発行)[高崎良三の項]】
キー局 NET 放送曜日 放送期間 1961/08/13~1961/08/13
放送時間 20:00-21:00 放送回数 1 回 連続/単発 単発
番組名 NECサンデー劇場
主な出演 相馬 剛三丹羽 研二青木 義朗浅香 春彦岡本佳津子堀 みどり深川 清子逢夢 礼子福島寿美子武藤 英司西沢 由郎森山周一郎蜷川 幸雄川野 孝司川野 耕司高崎 良三)、橋口  博服部 哲治河合 伸旺真中 陽子深川きよ子南  博人(特別出演・雲稜山岳会)、藤  芳康(特別出演・雲稜山岳会)、石塚 侯男(特別出演・雲稜山岳会
主な脚本 (作:高橋 玄洋
主な演出 河野  宏
局系列 ANN
制作会社 NET
音楽 木下 忠司
HP

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