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ドラマ 詳細データひょう六とそばの花

1956年度芸術祭奨励賞を受賞したミュージカルのリメイク。前回は狂言の表現を使ったが、今回のリメイク作では舞踊の要素をもたせている。【以上、文:のよりん】前作『ひょう六』を手がけ、本作の制作にも携わった岩崎修は本作について語っている。「私が東京に転勤してから『ひょう六』の再演を思いついた。東京のスタジオは、大阪の数倍の広さであり、照明、カメラ、あらゆる技術的な進歩はいうまでもない。主役は歌舞伎界の舞踊の名手であった。それなのに、この『ひょう六』は私にとって、惨憺たる結果であった。実に乾燥したリアリズム。ストーリーに乗った単なる映像のつなぎ合わせ。大阪の時の、あの密度の高い流れるようなリズムや、シムボリックなポエジーはてんで溢れて来ない。それだから、放送後もなんの反響もなかった。その頃、テレビも既に手づくりから、大量生産時代に入っていたといえば、そうに違いない。でもその時、私は新スタッフの創造への衰弱を痛切に感じた。それは勿論、各人の意識のありようばかりを責めるわけにはいかない。組織だとか、合理化だとか、巨大化だとかさまざまな要因が加わっていたのである。そして、進歩したメカニズムは依然、精神のない機械にすぎないということも。だが、飛躍していえば、テレビドラマが何時のまにか、大量生産の要素にすぎないという考えが、徐々に、局側や制作者たちに染み込んでいって、追いたちごっこのように、視聴者の中に定着しはじめてしまったことだ。そして、この傾向は最近、ますます強まっているのではないか。【この項、岩崎修氏執筆「テレビドラマ20年に思うこと」(「放送文化」(日本放送出版協会刊)1973年3月号より引用】」
キー局 NHK 放送曜日 放送期間 1961/04/29~1961/04/29
放送時間 20:45-21: 放送回数 1 回 連続/単発 単発
主な出演 尾上 松緑2代目)、八千草 薫久米  明桑山 正一
主な脚本 (作・土井 行夫
主な演出 井上  博
局系列 NHK
制作会社 NHK
音楽 広瀬健次郎、(振付・県  洋二

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