消費者金融会社「双葉ローン」の社長・大河内双葉（中村玉緒）は、司法書士の資格を持っている。双葉は、お金が必要な客には、無理なく返済できるようアドバイスをして金を貸し、ヤミ金などのトラブルで困っている人のためには、金融会社との間に入って話をまとめて救済する。双葉は庶民の味方なのだ。「双葉ローン」の社員・山田数子（久本雅美）は、金のトラブルで窮地に陥ったところを双葉に助けられて大感激。数子は双葉の人柄にほれて、押しかけ社員になった。今は接客係りとして働きながら、司法書士を目指して勉強中だ。お金に困った人々が今日も「双葉ローン」を訪ねてくる。さて、ファミレスで働いている白井美雪（城山未帆）が、恋人の宮本良太（松田悟志）を伴って来店する。美雪より良太の方が切羽詰まった様子。双葉はヤミ金融に決して手を出さないよう二人に釘を差して、必要な金を用立てる。続いて、派遣社員の中島今日子（ふせえり）が窓口を訪れる。今日子にはすでに別の会社に多額の借金があった。数子は双葉に相談するようアドバイスするが、今日子はその場を立ち去ってしまう。実は、今日子はパソコンの販売会社「キャリアジョブ」でパソコンを買ったことから、借金地獄に陥った。会社のうたい文句は、パソコンを買って講習を受け、仕事を覚えれば高収入が待っているとのおいしい話だったが、現実はそんなに甘くない。講習は難しく、仕事も話のようには依頼がこない。今日子には借金だけが残るというお決まりのパターン。今日子はヤミ金融にも手を出していた。「キャリアジョブ」は今日子以外に高齢者も食い物にしているらしい。その事を知った双葉は「キャリアジョブ」に単身乗り込んだ。社長の飯嶋宗一（小市慢太郎）は前科のある不気味な男だ。その時、被害者の一団が「キャリアジョブ」に押しかける。双葉は、弁護士の早坂春樹（田中健）が被害者救済のため働いていることを知った。早坂は双葉に力を合わせて悪を倒そうと語る。【以上、TBS広報資料より引用】