山梨県警本部捜査一課・二班の新人刑事・矢代（金子賢）が殺人犯を検挙した。労をねぎらう打ち上げの最中、二班班長の楠見（段田安則）から「静岡で青酸カリによる殺人事件が起きた」と報告が入る。楠見は13年前に管内で起きた青酸カリ殺人事件と関連していると判断、矢代と先輩の古澤（深水三章）を静岡県警に派遣する。２人は静岡県警で安川係長（佐戸井けん太）から事件の概要を聞く。殺害されたのは河川敷で暮らしていたホームレスだが、身元は一切不明という。しかし事件の３日前に目撃された不審者の似顔絵と13年前の事件の犯人の似顔絵が酷似していたことから事態は急展開。数日前に埼玉で青酸カリの盗難事件も発生しており、捜査本部では班長の楠見が13年前の「間接殺人」の犯人をアゲるよう二班に指示する。それを聞いた矢代はその事件のことを思い出していた。当時８歳だった阿部勇樹という少年が何者かから青酸カリを渡され、結果として自分の父親を死なせてしまった事件…。子供を道具に使っての間接殺人…。実は、矢代自身にも幼い頃ある事件で道具に使われた過去があったのだ。「間接殺人」には人一倍思いも深かった。自分の暗い過去を思い起こして悶々とする矢代の前に、突然、楠見がやってくる。楠見は矢代に、阿部勇樹（高杉瑞穂）に今回の事件のカギを握る不審者の似顔絵を見せてくるよう命令した。楠見の意図を計り兼ねる矢代だったが、自分と同じ境遇の勇樹に興味があった矢代は翌日彼を訪ねる。【以上、TBS広報資料より引用】「「沈黙のアリバイ」（2002/7/8）、「第三の時効」（2003/2/24）、「密室の抜け穴」（2003/5/5）に続く、山梨県警（原作では「Ｆ県警」）捜査一課シリーズ第四作。【この項、文・練馬大根役者】」協力・コンガス。美術協力・SCENE、NEXNET、DELL、Dragermedical（最初のaの上にウムラート‥がつく）、日本光電、ポプラ社、日本ペットモデル協会。衣裳協力・Yumi KATSURA、JUNKO SHIMADA　JS homme。撮影協力・たまプラーザ美しが丘スカイマンション、都立産業貿易センター浜松町館、ARKANGEL DAIKANYAMA、お好み焼き屋フラミンゴ、三ちゃん食堂。当初21:00-22:54放送の予定だったが、「ザ・ベースボール野球烈闘2004　横浜×巨人」中継延長のため、21:30-23:34に変更された。【出典：ドラマ本体のクレジット表示より採録（データ協力：練馬大根役者）】