江戸の町に江戸の町に黒蝮の左平次を頭とする凶悪な盗賊一味が出没し、人々を震え上がらせていた。この一味探索をめぐって、火盗改めと北町奉行所が対立、北町の筆頭同心・磯貝総十郎（石倉三郎）は、絶対に火盗改めより先に一味を捕縛しろと、同心たちに気合を入れる。そんな中、仏田八兵衛（片岡鶴太郎）は、古参与力の大槻忠太夫から見合いを勧められる。相手は、『葉月』という料亭の女将・佳代（池上季美子）だという。八兵衛はこの話に心が動くが、八兵衛の組長屋で接骨医『弥生堂』を開く水原弥生（萬田久子）や養女のおやい（楯真由子）のことを考えると、浮かれてばかりもいられない。数日後、錺職の清吉が殺されるという騒ぎが起こる。兵助（山下徹大）が清吉の許婚のおゆきから事情を聞いたところ、五日ほど前、昔世話になった盗人に偶然出会ったと清吉が話していたという。この盗人が何らかの関与をしているのか？【以上、テレビ朝日広報資料より引用】