第42回モンテカルロテレビ祭ゴールドニンフ賞（最優秀作品賞）、AMADE賞、SIGNIS賞受賞。バンフテレビ祭入賞。第39回ギャラクシー選奨受賞。第56回芸術祭優秀賞受賞作品。第28回放送文化基金賞本賞（最優秀賞）、演出賞、脚本賞受賞。2002年日本民間放送連盟賞最優秀賞受賞作品。2002年日本ポストプロダクション協会賞編集部門特別賞受賞作品。毎日放送開局50周年記念番組の１つ。臓器移植の問題を取り上げ、ドナー（臓器提供者）の家族に焦点を当てながら、亡き母の臓器提供にゆれる女性の微妙な心の動きを描く。「人形浄瑠璃」の発祥地である淡路島・三原町の農家の１人娘、橋本京子（山田花子）は、最愛の母、和子（未知やすえ）を突然亡くす。臓器提供意思表示カードを持っていた母の臓器は見知らぬ人のものとなった。父・大助（大杉漣）との２人きりの生活で引きこもる京子。そのうち母の肝臓を提供された女性と文通を始め、家出までして会おうとする。しかし女性は亡くなっており、文通相手は彼女の夫だった。ますます引きこもる娘に、大助は心臓を提供された女性を会わせようと決心する。「エンドロールの末尾に以下のようにクレジットされた「この番組はフィクションであり、日本では臓器提供者の家族と提供を受けた人が直接会ったことはいまだないと言われている。しかし、残された家族の心の問題が重要視されていることはまぎれもない事実である」【この項・採録・練馬大根役者】」。淡路島・三原町が舞台。車輌・先田　義孝、立山　征夫、藤岡　宏輔、辻　　浩●。協力・兵庫県淡路島三原町、財団法人淡路人形協会 、淡路人形座、●、兵庫県立三原高等学校、●●本部、兵庫県立淡路病院、●、あわじ島農業協同組合、社団法人日本臓器移植ネットワーク、大阪府三●●●●センター、大阪回生病院、友愛会松本病院、大阪中央病院、住宅都市整備公団、本州四国連絡橋公団、大阪市交通局、西日本旅客鉄道、阪急電鉄、淡路交通、大林組、日本通運、みなと銀行三原支店、豊田ビル管理、阪急百貨店梅田本店、ビッグステップ、ホテル阪急インターナショナル、ホテルマーレ南千里、道頓堀商店街、黒門市場商店街、千日前商店街、アメリカ村の会、ファヒールハイツ城東、上田八幡神社、成相寺、金剛寺、三原町サイクリングターミナル、フォレスト。医療監修・岸本　正文。関東地区ではTBSで2002年11月3日（日）25:40～27:08に放送された。