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ドラマ 詳細データ松本清張特別企画 わるいやつら 医者の仮面をかぶった殺人鬼の犯罪・病院の壁の内側で女をだまし金をしぼり取る悪魔の計画とは…

大病院の2代目院長であり、外科部長でもある戸谷信一(豊川悦司)が、患者・鈴木良枝の乳ガンの手術を終えて院長室に戻ったところ、妻の慶子(杉本彩)が訪ねてきた。亡くなった元院長の娘である慶子は、離婚の条件として一億円の慰謝料で病院を譲ると持ちかける。戸谷は、そんな大金をすぐには用意できないと言いながらも、その条件を受け入れるのだった。診察室で戸谷の診察を受ける横武たつ子(広岡由里子)。彼女の夫・康男も胃潰瘍で彼の治療を受けていた。薬局で、戸谷に処方された導眠剤をもらうたつ子の姿を、かねてから彼女と戸谷の関係を疑っていた看護婦長の寺島トヨ美(藤真利子)は不審に思う。夜、ホテルのベッドでたつ子を抱きながら、戸谷は自分が処方した導眠剤を、夫の康男に胃潰瘍の薬とともに飲ませるよう指示する。たつ子は、夫が死に、保険金が下りて離婚が成立したら、結婚してくれるという彼の約束を確認するのであった。戸谷は、学生時代からの友人で弁護士の下見沢作雄(内藤剛志)と、デザイナーの槙村隆子(萬田久子)が待ち合わせをする店を訪れる。下見沢が隆子と融資の相談で会うことを知り、社長である彼女に下心を抱いて強引に同席したのだ。酔った隆子を送る車の中で、戸谷は彼女に迫り、次回二人っきりで会う約束を取りつける。一方、若手外科医の林は、戸谷が執刀した鈴木良枝の手術について疑問を抱いていた。林はトヨ美に、カルテにあった検査報告書は別人のもので、良枝は手術の必要はなかったと告げる。そのことをトヨ美が戸谷に問い質すと、彼はあっさりと事実を認め、むしろ、ガンノイローゼである良枝の意思を尊重して乳房を切ってあげたのだという。憤然と院長室を出る戸谷に、看護婦が慌てて駆けよってきた。なんと、横武康男が居眠り運転で亡くなったというのだ。地上波では、2001/04/18(水)、TX系、水曜20:54~23:18に放送された。「昨日、昼下がりに『わるいやつら』(トヨエツ主演版)を観ておりました。そして…ラスト30分「あ、原作と違う」ということに気づきました。ミステリーのネタばれになるのでどういうラストになるのかは避けますが、要点だけ申しますと「実行犯が違った」ということです。清張氏、執筆の際に最も気を使った点は?といいますと、「犯罪の動機」だったとのこと。これは最高傑作『砂の器』『ゼロの焦点』『波の塔』などの一連の作品をお読みの方でしたらおわかりになると思います。私、この『わるいやつら』に関しましては、原作を素読みしてまして、ラストの数行のどんでん返しに非常な「余韻」を感じておりました。また同作品の映像化されたものに関しては、映画版(片岡孝夫・今の仁左衛門)と火サス版(古谷一行)を視聴経験があるのですが、細かい設定に違いはあれど、大まかなラストはほぼ原作通りでした。トヨエツ版、ラストのどんでん返しを変更させたことは、現代サスペンスにおける「スリル」を重視したのかもしれませんが、実行犯を変えたということは、清張氏の最も重視した「動機」部分での変更にも繋がる問題である、と思いまして。しかも、清張作品に『太陽がいっぱい』(アラン・ドロン)の着想まで持ち込んだトンデモぶりでして。【この項、文・浜磯】」【データ協力:秋の夕映え】
キー局 BSジャパン 放送曜日 放送期間 2001/04/08~2001/04/08
放送時間 21:00-23:24 放送回数 1 回 連続/単発 単発
番組名 女と愛とミステリー
主な出演 豊川 悦司十朱 幸代内藤 剛志萬田 久子万田 久子)、藤 真利子広岡由里子杉本  彩岡本 信人吉田 次昭ルー 大柴服部 妙子高土新太郎尾上  紫中島 久之葉山レイコ内田 健介千葉  茂住若 博之村上 幹夫丸野  保まるの 保)、染谷 勝則上原 由香樅木 英介酒井翔太郎清水 康暉二聖いず美青樹  幸
主な脚本 田中 晶子
主な演出 (監督・松原 信吾
原作 松本 清張「わるいやつら」
局系列 TXN

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