赤穂事件の大石内蔵助を主人公に、偽善の時代に翻弄された人々が、愛するもののために、人間として如何に戦ったかを描く。明石家さんまが第31回に出演しているとの記録で、これが初のNHKドラマ出演となるはずだが、出演シーンはアドリブが過ぎて全編カットされてしまったと、2017/05/13放送のラジオ番組「ヤングタウン」(MBS)で自ら語った。「さんまは主演の１８代目中村勘三郎さんに頼まれ「元禄繚乱」に京都の旅館の主人役で出演。勘三郎さんが演じる大石内蔵助と夫婦について会話する場面において、アドリブで「離婚して独り身なんですけど、前の嫁はひどかったわ～」と話しかけた。その後、画面が切り替わり勘三郎さんの妻役の大竹しのぶ（５９）が洗濯物を干す姿が映る予定だったという。「すっごい面白い出来になった」とさんまもご満悦だったようだが、後日ディレクターから長文の手紙が届き「どうしても『前の奥さん』という表現で大竹しのぶさんと明石家さんまさんがイコールとなってしまい、時代劇のドラマとしては不適切」との理由でシーンはすべてカット。さんまの渾身の“コント”はお蔵入りとなってしまった。これを知った勘三郎さんは「さんまちゃんにわざわざ来てもらったのに…なんだこれは！」と激高し、スタッフと揉め事に発展。夜中２時に大竹から「勘三郎さんが怒って喧嘩しそうなの。止めにきてくんない」とさんまに電話があったようだ。これをさんまは自ら「なんで俺が止めにいかなあかんねん」と笑いながらツッコミ、懐かしんでいた。【この項、「スポーツニッポン」配信記事（2017/05/14 20:10）より引用】」「明石家さんまの出演シーンがすべてカットされたという説がありますが、これは誤りです。出演シーンは２シーンあり、そのうちの１シーンがカットとなったので、１シーンは放送されました。【この項、文：カミコロ】」本作で将軍綱吉役を怪演した萩原健一は後年、本作での綱吉役はシェイクスピアの「リチャード三世」を下敷きにしたと語る。「あれは精魂を込めました。僕は舞台で蜷川さんが「リチャード三世」をやってもいいな、と思っているんです。そりゃあ大変なことになると思いますよ。馬のシーンなんて、馬を引け、馬を引けって言っても、ハリボテの馬が出てこられたら嫌ですしね。でも、スケールも大きいし「リチャード三世」はやってみたいですね。もっと歳がいくまでに。蜷川さんには映画でも「リチャード三世」的な時代劇を何か考えていただきたいです。どうしても、彼とフィルムを回したいから。【この項、萩原健一・? 秀実共著「日本映画［監督・俳優］論」（2010/10/25、ワニ・プラス発行、ワニブックス発行）より引用】」。また本作についてこれまでの仕事と並べて語っている。「僕は、テレビでかなりいろいろな挑戦をしてきました。課長さんの役であったり、NHKの将軍綱吉であったり、みなさん忘れているけど、倉本聰さんの『ガラスの知恵の輪』であったり、『君は海を見たか』であったり、いい作品がいっぱいあるんです。【この項、同書より引用】」。第１回目の放送枠は、日曜20:00-21:00。第14回（1999/04/11）のみ統一地方選挙開票速報のため、日曜 19:15-20:00。歌舞伎舞台製作・松竹(11)(24)。京ことば指導・中井　和子(17)(18)(29)、大原　穣子(17)(18)(26)(28)(29)(31)-(36)(38)(39)(43)(49)。資料提供・三好　一行(1)(13)(47)、鈴木　悦道(1)(13)(47)、小野　　榮(1)(13)(47)、保垣　孝幸(1)(13)(47)、米沢市史編纂室(2)、貨幣博物館(13)、遠山記念館(34)、佐藤　宗清(47)。撮影協力・兵庫県赤穂市、横浜三渓園、池上本門寺、姫路好古園、増上寺、江戸東京たてもの園、江戸東京博物館。【データ協力：のよりん】【校正協力：カミコロ】