軽いタッチの中にも時には辛く、時にはしみじみと大人の愛が展開する。男と女の人生の第２章を描く、コメディタッチのラブ・ストーリー。離婚を経験し、「もう女はコリゴリ！」と言うバツイチの男２人が、ひとつ屋根の下に住むことになった。ある日、その男たちの前に、別れた妻が現れた。それは、一緒に住む男の「恋人」という思いがけない形で…。「よくあんな女と付き合うな」と思いながらも、かつての自分の「妻」が、隣の男の「女」でいる姿を垣間見て、なんとなくザワザワと落ち着かない男たち。微妙な男女４人の愛情・友情関係が絡み合いながら、ひとつ屋根の下でさまざまなトラブルが巻き起こる。彼らにとって「結婚」とは、「離婚」とは？【以上、日テレプラス広報資料より引用】「軽快な展開で視聴者を魅了した鎌田敏夫面目躍如の快編。二人のバツイチ男を通して、結婚と離婚の理想と現実を描いた、しゃれた都会派ムードのコメディタッチのラブストーリー。かつての同氏の「男たちによろしく」をほうふつさせる設定で、スタッフも大いに研究したといわれる。快調な出だしで一気に話にのめりこませる力量はさすが。テンポよく話も進み面白い。この当時、鎌田敏夫作品はシリアス路線の作品が多かっただけに久々の、軽妙なドラマということで待望の一作であった。鎌田敏夫は男同士の友情を描かせると光る。かつての鎌田ドラマ、『俺たちの旅』における中村雅俊と田中健、秋野太作、『男たちによろしく』における田村正和と古谷一行、『男女７人夏・秋物語』における明石家さんまと男たちなどと比肩できる。石田純一は歯医者と縁が深いようで「恋のパラダイス」では歯医者の浅野ゆう子さんに惚れる役、映画「愛と平成の色男」で自ら歯医者に扮していた。【この項、文：古崎康成】」ロケ協力：三菱地所(1)-(9)、チェッカーモータース(1)-(9)、db Dress Black(1)-(9)、横浜ロイヤルパークホテルニッコー(2)(3)、よこはまコスモワールド(2)、J.FERRY(2)、三菱地所ビルマネジメント横浜(3)-(9)、Rose Bay House(3)、REPLEY(7)。車輌：麻生リース(1)。特殊車輌：スーパードライバーズ(1)。【役名（演技者）】丹羽修一（柴田恭兵）、安倍直人（石田純一）、伊東千春（黒田福美）、小島祥子（風吹ジュン）、桜井玲子（深津絵里）、北沢萌（森口瑤子）、斉藤亜矢子先生（生田智子）。