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ドラマ 詳細データ坂道(企画時タイトル…つきせぬ泉)

第37回芸術祭優秀賞受賞作品。「定年後の生き甲斐を持てない元高校音楽教師とその教え子の娘の出会い。島崎藤村の「若水」の歌をなかだちに、親子ほど違う二人の間に淡い愛情が芽生える。岐阜県中津川のとある警察署。高校音楽教師を長年勤め、この春、定年退職した修作(若山富三郎)が長谷川(長谷川明男)を殴りつけたかどで取り調べを受けている真最中。修作の息子・修平が取るものも取り合えず駆けつけた。〝あの温厚な父が一体、何をしたというのか〟。修平にはひとつだけ心当たりがあった。〝そういえば、あの日から父のようすがおかしい〟。春のある日、孫にピアノを教えている修作のもとに、野中佳代(大谷直子)というひとりの女が訪ねてきた。佳代は修作の古い教え子・幸江(三條美紀)の娘だと名乗り、瀕死の床にある母を見舞って欲しいと頼みにやってきたのだ。病室で修作は久し振りに懐かしい歌を耳にする。それは遠い昔、修作が藤村の「若水」の詩に曲をつけたものである。「?くめど つきせぬ わかみずを きみと くままし かのいづみ」いま、死を迎えようとしている幸江がとぎれとぎれに口ずさむ。「不幸な生涯を歩いてきた母にとって、この歌がただひとつの楽しい思い出だったんです」。幸江をみとった後、佳代が修作に告げた。「そして母と同じ人生を歩む私にも……」。それから暫くして、修作は突然、佳代のスナックで弾き語りを始めた。が、それも束の間、世間体を気にする修平の猛反対にあい、修作は再び隠居生活にひき戻された。修作は佳代に〝今の私はただ、あなたが幸せになることを祈るばかりだ〟という。数日後、佳代はかねてから求婚されていた長谷川の後妻になった。が、その幸せは長続きせず、佳代は黙って長谷川のもとを去る。その話を聞かされた修作は……。【この項、「週刊TVガイド」(東京ニュース通信社刊)1982/11/19号より引用】」当初のタイトルは「つきせぬ泉」。
キー局 CBC 放送曜日 放送期間 1982/11/14~1982/11/14
放送時間 21:00-21:54 放送回数 1 回 連続/単発 単発
番組名 東芝日曜劇場(第1350回)
主な出演 若山富三郎大谷 直子三條 美紀三条 美紀)、辻  萬長辻  万長)、長谷川明男泉  晶子
主な脚本 石松 愛弘
主なプロデューサ 伊藤 松朗
主な演出 桧山  剛檜山  剛
局系列 JNN
制作会社 CBC
音楽 渡辺 岳夫

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