• 水色
  • 緑
  • 紫
  • オレンジ
  • 赤
  • 小
  • 中
  • 大

ドラマ 詳細データ祭ばやしが聞こえる(誤り…祭りばやしが聞こえる)

第20話は第18回日本テレフィルム技術賞受賞(撮影)作品。レース中に事故で負傷した競輪選手(萩原健一)が療養のため、先輩の競輪選手(山崎努)の郷里の実家の旅館に厄介になる。旅館の娘(いしだあゆみ)との恋の行方と付近に住むテキ屋連中との交流などをスケッチ風に描いた。萩原健一といしだあゆみはこのドラマの共演がきっかけで結婚したが、後に離婚した。出演者のひとり、室田日出男が放送終了一ヶ月前の2月3日、覚醒剤使用の疑いで逮捕(本人は否認)されたため、以降、室田日出男の出演クレジット表示を削った上でオンエアしたという。なお、「祭ばやしが聞こえる」というタイトルは絶妙だが、同名のテレビドキュメンタリーが1975年にRKB毎日放送で制作されており、命名はその発想に拠った可能性がある(同名のドキュメンタリーは1975年芸術祭優秀賞受賞作品)。なお本ドラマを芸術祭優秀賞受賞作品と記載する資料があるが、これは同賞を受賞した同名ドキュメンタリーと混同した記載で誤りである。テレビドラマを35ミリのカメラで撮ったということで有名な作品で、萩原健一は自著で本作の経緯を語っている。「35ミリで撮るなんて無駄なことだよ、と言ったのが市川崑さんですよ。『祭ばやしが聞こえる』は3億円も損したけど、あれはアル・パチーノ主演、シドニー・ポラック監督の「ボビー・デアフィールド」(77年)が元ネタでしてね。主役がアイルトン・セナみたいな男だったんですよ。時速300キロに常に挑戦するような、いつも死神が付いているようなやばい男。そこに、いしだあゆみさんみたいな、白血病でいつでもあなたと替わってあげたいという女が絡んでくるラブ・ロマンスをやりたかったんです。ところが、F1を使うのには何十億円もかかるというので、設定が競輪選手になってしまって、この辺がいけませんでしたね。競艇ではどうかという話もあったんだけど、競艇では、怪我をした主人公のリハビリや練習のシーンを作りにくくてね。山崎(努)さんは、セナの一時代前のレーサーのジム・クラーク的な――アイルトン・セナもこいつにはかなわないんだけど――、僕をサポートして世界的に有名にするレーサーという役でしたね。僕が教えを乞う人というふうに設定したんです。だけど、それも金銭的事情でプロデューサーに全部変えさせられてしまった。実は『祭ばやしが聞こえる』全編を編集して、二時間半ないし三時間で、前編後編で放送しようとしたんですよ。今は2時間ドラマって当たり前だけど、実現していれば、その先駆者でもあったんです。映画会社と組んで、テレビが先か映画が先か、という形でやったらどうだってことまで考えましたから。これは、発想としては早かった。だから、みんなにやることが早過ぎると言われました。でもね、半歩先でやれればいいね。三歩先を読み、半歩先でやれればいいんじゃないですか?そうすれば、視聴者の手が届く、共感が呼べるキャラクターを作れるんじゃないかな。だから今はそれを目標にしているんです。【この項、萩原健一・? 秀実共著「日本映画[監督・俳優]論」(2010/10/25、ワニ・プラス発行、ワニブックス発行)より引用】」協力・河口湖観光協会、富士急行ほか。提供:ライオン油脂、コカ・コーラボトラーズ、日産自動車、味の素KK。【参考資料:書籍「日本タレント名鑑'81」(1980/12/30、VIPタイムズ社発行)[鈴木陽の項]】
キー局 NTV 放送曜日 放送期間 1977/10/07~1978/03/31
放送時間 21:00-21:54 放送回数 26 回 連続/単発 連続
主な出演 萩原 健一いしだあゆみ山崎  努室田日出男中原ひとみ村田知栄子湯沢  勉服部 妙子下馬二五七清水 康晴井上 聡子岩城 和男小池 幸次宇乃 壬麻加藤 茂雄記平 佳枝香川 良介磯野 秋雄川上 夏代振分 勇次西田  健(2)、奥村 公延片桐 竜二片桐 竜次)、三上 由直(2)、吉田日出子高津 住男(3)、片岡 五郎(3)、丘 ゆり子(3)、藤沢ゆかり(3)、相原 巨典(3)、福原 秀雄(4)、だるま二郎(4)、寺田  農(4)、小原 秀明(5)、伊豆  肇(5)、滝沢  双(5)、町田 幸夫(5)、絵沢 萠子絵沢 萌子松田 友絵)、伊沢 一郎(6)、矢野  宣西村 淳二(6)、岡嶋 艶子岡島 艶子)、刀原 章光(7)、内藤  均清水のぼる清水 大敬)、猪野剛太郎(7)、北見 唯一(10)、谷津  勲(10)、西国 成男(10)、深江 章喜(13.14)、勝部 演之(13)、中井 啓輔(13.14)、三上  剛(※同姓同名の別人あり、本作出演者は1943年生まれ)(三上 剛仙)(13)、兼松  隆(13)、広田 正光(13)、今井 健二(14)、本郷  淳(14)、山田 禅二(15)、渡辺 次雄(15)、日笠 潤一(15)、清川 虹子(15)(16)、小林重四郎(16)、太田 淑子(16)、石田 太郎(16)、木村  元(16)、川越 晶水川越たまき)、鈴木  陽
主な脚本 石堂 淑朗(1)(2)(4)(6)(7)(10)(15)(18)(19)(24)(26)、長田 紀生(1)、大和屋 竺(3)(5)(8)(9)(12)(14)(16)(17)(22)、荒木 芳久(11)(21)、猪又 憲吾(13)、岩元  南(20)(23)(25)
主なプロデューサ 水野 昇三磯野  理清水 欣也、(プロデューサー補・鳥海  満
主な演出 (監督・工藤 栄一(1)(2)(7)、高井 牧人(3)(4)、田中 徳三(5)(6)(9)(10)(13)(14)(17)(18)(23)(24)、石田 勝心(15)(16))(助監督・白山 一城吉富 友也
局系列 NNN
制作会社 ニーディー・グリーディー、東宝企画
制作 (制作担当・大出 凱理)
企画 梅谷  茂
音楽 大野 克夫
主題歌 柳ジョージ「祭ばやしが聞こえるのテーマ」(東海林良・詞、大野克夫・曲)
撮影技術 平林 茂明(20)、上田 正治
HP

Tag Cloud

萩原健一 いしだあゆみ 祭ばやし 競輪選手 アイルトン・セナ 歩先 競艇 聞こえる 室田日出男 レーサー やれる 発想 長田紀生 同名 芸術祭優秀賞受賞... 石堂淑朗 山崎努 撮る 水野昇三 旅館 設定 磯野理 早い ドラマ こいつ 富士急行 全編 大和屋竺 共感 作品

リンクパーツ

直リンク用URL ヘルプ
引用パーツ ヘルプ


インフォメーション

クチコミ

ユーザレビュー

ドラマデータ提供