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ドラマ 詳細データグッドバイ・ママ(グッド・バイ・ママ、グッバイママ…誤り)

香川あざみ(坂口良子)にはひとには言えない秘密があった。ある日、職場の同僚の津村洋介(大門正明)が仕事終わりのあざみを尾行したところ、喫茶店で髭の男と話をしているうちに泣き出す姿を目撃した。津村は恋人か何かだと早合点するが、実はその髭の男は御手洗菊蔵(平幹二朗)というあざみの主治医であった。事故死した愛人の子を産み、未婚の母だったあざみは、「再生不良性貧血」という病に冒され、残された命は1年余。自身亡きあとに残される娘のことを御手洗に相談していたところ、娘の引き取り先が決まったことを知らされた。これが涙の真実だった。とうとう明日、娘が引き取り先へ行ってしまう。2人だけの夜、あざみは一睡もすることができず、朝をむかえた…。【以上、TBSチャンネル広報資料より引用】下北沢を舞台に、あと1年の命しかない女が、残して行く2歳の子どものために父親を見つけようと奮戦するドラマ。坂口良子が娘・のりちゃんのバースディ・ケーキを買いに行く途中で発作が起き、雨中の空き地で死んで行くシーンで子猫が横切る場面が印象的。小泉今日子が小学生の頃再放送希望の手紙を2度送ったという。「『グッドバイ・ママ』は、若者の風俗を市川森一らしいポエティックな文体で綴った青春ドラマ。三歳の女の子を持つ未婚の母(坂口良子)が、流行の街になりはじめた東京・下北沢を舞台に、一度は子どもを手放す決意をするが果たせず、子どもの将来を託すために結婚相手を探すという物語だった。未婚の母という設定は、まだ誰もドラマ化していない、新しい時代の息吹きを感じさせるものだった。未婚の母の恋、別れ、青年たちの夢などをモチーフにして、時代の波の中に漂う人物像を描き出した。そして、主題歌をジャニス・イアンの『ラブ・イズ・ブラインド』にした。世間に向かって新しいドラマの登場を告げるような音楽を流したいと思ったからだ。放送が始まると、予想外のことが起こった。『ラブ・イズ・ブラインド』の問い合わせの電話が殺到、瞬く間に大ヒットとなり、ジャニスはまもなく来日して武道館を満員にした。ジャニスに会った堀川は、「いかにもアメリカの女の子という感じ。アメリカ人としては極端に背が低いことが、私の胸を突いた。『十七才の娘』で歌われている寂しい少女を見た思いだった」と印象を書いている。堀川がプロデューサーとして視聴率をとろうと意識した最初の番組だったが、過剰なレギュラー・タレントを配したり、軽い語り口で時代のキーワードを語ろうとしてうまくいかなかったと反省、翌年手掛けた『岸辺のアルバム』では「複雑で重いキャラクターの登場人物に自分を投影しよう」と考えを変えたようだ。【この項、志賀信夫著「映像の先駆者125人の肖像」(2003/03/30発行、日本放送出版協会刊)より引用】」
キー局 TBS 放送曜日 放送期間 1976/07/22~1976/09/30
放送時間 21:00-21:55 放送回数 11 回 連続/単発 連続
番組名 木曜ドラマ
主な出演 平 幹二朗(1)-(5)(7)-(11)、坂口 良子(1)-(11)、宇野 重吉(1)-(10)、北林 谷栄北林 谷榮)(1)-(10)、岡田 裕介岡田 祐介)(1)-(6)、大門 正明(1)-(7)、柴  俊夫(1)-(9)、渡辺 篤史(1)-(3)(5)-(11)、中条 静夫(1)-(11)、伊東 四朗(1)-(4)、范  文雀(1)-(11)、下條アトム下条アトム)(7)-(11)、岸部 修三岸部 一徳)(1)-(11)、大岩  紀(1)-(11)、伊藤るり子(1)-(3)(7)、風間 杜夫(1)-(8)、上野 郁巳(1)-(4)、(以下、非レギュラー篠田 三郎(1)-(3)、大木 史朗(1)-(3)、泉 よし子(1)-(3)、村上 幹夫(1)、沢柳 迪子(正しくは「迪」の「しんにょう」は「`てん」が2つ)(1)、倉藤 悦典(1)、塩田 知子(1)、諏訪 圭一諏訪 和文)(2)(4)(7)、中西 一起(2)、富山ゆかり(2)、木内みどり(3)、藤田 純子(3)、山口仁奈子(4)、披岸喜美子(4)(10)、早川 玲子(4)(10)、富永千果子((11)の末尾クレジットでは、富永千景子、と表記)(4)(10)、鶴岡  修(4)、水品 昌子(4)、丸山 詠三(4)、立花リリー(4)(6)、高杉 哲平(5)、戸川 暁子(5)、倉沢 暎子(5)、千葉  繁(5)、針谷 雄平(5)、山田 昌人(5)、比佐三千子(5)、荒井 智子(5)、正木 香子(5)、丹古母鬼馬二(6)、沖田 駿一吉田  毅吉田 武史吉田 昌史)(6)、西村 淳二(6)、椎谷 建治(6)、和泉喜和子(6)、竹内  靖(6)、津崎三千雄(6)、三橋 洋一橋本 晃一)(6)、津山登志子(7)、国井 正広國井 正廣)(7)、原 知佐子(8)、上杉 二美(8)、大宮 悌二(8)、三浦 真弓(9)、伊藤 正博(9)、石黒 正男(9)、桔梗恵二郎(9)、青木 道子(10)、岩城 和男(10)、山田 禅二(10)、尾美 利徳尾美としのり)(10)、小林  功(10)、小沢かおる(11)、芸プロ(1)(2)(4)(6)-(11)、(技闘:国井 正広國井 正廣)(6)(8))
主な脚本 市川 森一(1)-(11)、桃井  章(3)
主なプロデューサ 堀川 敦厚堀川とんこう)(演出も)(1)-(11)、田沢 正稔
主な演出 堀川 敦厚堀川とんこう)(1)(3)(5)(11)(プロデューサーも)、前川 英樹(2)(4)(6)(8)(10)、山田  護(7)(9)、(演出補・小澤 俊夫(1)-(11)、遠藤  環藍沢 幸人斎藤  純藤原 郁子)(ロケーション:樋田 勝也(1)-(6)(8)-(10)、杉浦  裕(7)(11)、TBS映画社(1)-(11))
原作 (詩:「マザー・グースのうた」(訳:谷川俊太郎)より)
局系列 JNN
制作会社 (制作著作:TBS)
音楽 ジャニス・イアン、(音響効果:若林 宏夫(1)(3)-(5)(7)-(11)、鈴木 敏夫(2)(6)、伊藤  博
主題歌 (主題曲:ジャニス・イアン「ラブ・イズ・ブラインド(LOVE IS BLIND)」(1)-(11)((1)-(6)はクレジット表示なし))
撮影技術 (技術:宮原  博)(映像((11)末尾では「カメラ」と表示):日野 治隆(1)、佐藤 秀輔(2)-(11)、三島木好光藤田 義昭大泉 新介)(照明:米山  晁(1)-(11)、和田 洋一遠藤 和夫米田 俊一)(音声:大友 武士(1)-(11)、松本百合雄船田 浩二)(カラー調整:松浦 卓雄(1)-(11)、高橋  進中村 孝雄
美術 (デザイン:桜井 鉄夫)(美術制作:山田  守(1)(2)(4)、佐藤  勉(3)(5)-(11))(衣裳:佐野 明美斎藤 和夫)(化粧:兵庫谷幸子)(大道具:中尾 政治)(小道具:中川 昌平)(持道具:後藤 博道)(さし絵:内川ひとみ(1)-(4)(6)-(10))

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