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ドラマ 詳細データ人妻だから

理想的な夫をもっていながら交通事故のようによろめいてしまう人妻と男の悪さを綴る。【以上、「テレビドラマ全史」(東京ニュース通信社刊)より引用】「視聴者の意見やアイディアをとり入れて筋をはこんで行く新趣向のテレビドラマが登場して話題をまいている。昨年12月5日からスタートしたTBSの『人妻だから』がそれで、梶山季之作の「愛のうず潮」を原本に婦人視聴者の意見を加え、ドラマを発展させて行こうというもの。まず、スタートまえの役柄やシチュエーションの設定では、雑誌「婦人文芸」の同人に集まってもらって意見をきいたが、すべり出しからケンケンガクガク、活発な論理の花が咲いて中にはよろめきの〝体験談〟までとび出す盛況ぶり。主要人物の年令、職業、性格など基本的な設定につづいて、ストーリーの展開についてはドラマの進行とともに一般家庭婦人から意見を募集し、さらに月一回、二〇代、三〇代の主婦を招いて〝リサーチ会議〟をひらき、ここでデータを整理して台本作者へ提供するしくみ。12月中旬に初の会議を行ったが、「車代千円の薄謝にもかかわらず、みなさん、たいへんな力の入れようで心づよかった」と関係者は大よろこび。当初も連日、デスクの函に山積しているという。〝リサーチ・ドラマ〟と銘うったこの趣向、じつは同局ラジオで4年まえに実験ずみだそうだが、テレビではこれがはじめて。主役の夫婦がそろってよろめくという内容が、世のご婦人がたの関心をあつめ、論議のテーマとしても格好のものだったと見られ、どうやらことしのヒット番組の一つになりそう。「ストーリーの材料を一般視聴者からもらい、それをまたPRのタネにして視聴率を上げるという一石二鳥のいいやりかただが、当たったからといってあちこちでマネし出すのはこまりもの。名プランは創始者の専売特許にして、フェアな競争をやってもらいたい」とはある批評家の弁。【この項、「放送文化」(雑誌、日本放送出版協会刊)1967年2月号より引用】」【参考資料:書籍「劇団ひまわり30周年史」(1981/09/22発行、発行所:株式会社劇団ひまわり)】
キー局 TBS 放送曜日 月~金 放送期間 1966/12/05~1967/03/31
放送時間 13:30-13:45 放送回数 83 回 連続/単発 連続
主な出演 坪内ミキ子石黒 三郎川合 伸旺宗方 奈美湯浅 啓二平墳ひろみ
主な脚本 立花  明
主な演出 (監督:崎山  周原田 治夫
原作 梶山 季之「愛のうず潮」
局系列 JNN
制作会社 大映テレビ室、TBS
主題歌 (テーマソング:「愛の吐息」(作詞:梶山 季之))

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