「嵐声（あらしぎー）」…嵐声。それは死を呼ぶ不吉な前兆。旧盆のある日、メグミはビーチで恐ろしい霊に襲われる。なんとか逃げることが出来たが、にぎわっていたはずのビーチに人影はなくあたりは異様な気配に覆われている。ようやく出会えたのはアキコという女。２人は林の中のコテージにたどりつくが、そこにいた男女もまた姿の見えない何かに怯えている。そして嵐のような闇とともにやってきた死霊たちの目的は…。「屋敷神」…とある殺人事件現場に落ちていたビデオカメラに映っていたのは、想像を絶する悲劇だった。格安の売家。元屋（むーとぅや）だったにも関わらず廃屋となっていたが、子供の出産を控えた若い夫婦が契約寸前だ。しかし、家に幽霊が出るという噂を聞き、神経過敏気味の妻は乗り気ではない。家を手に入れたい夫はユタにお祓いを頼むが、それはインチキユタで家の売買を成立させるための茶番だった。心ないお儀式は、怨念に染まった悪霊を呼び覚ましてしまう。「てるてるぼうず」…遠足を楽しみにしていた小学生の梨絵は、交通事故で不幸な死を遂げる。運転手は携帯電話を使用しての前方不注意だった。悲しみに暮れる家族だが、傷心も癒えないうちに恐ろしい事件が起こる。梨絵の事故現場付近で運転中の男女数名が姿を消し、近くの木に首を吊るされて発見されたのだ。しかも周辺では少女の姿も目撃されている。家族の脳裏に死んだはずの梨絵の影が浮かぶが、そこへ事故を起こした男が謝罪に現れる。【以上、琉球放送広報資料より引用】協力：劇団O.Z.E（嵐声）、沖縄タレントアカデミー（嵐声）、キャスティングオフィスローナ（屋敷神）、キャッツアイ（屋敷神）、劇団☆賞味期限（屋敷神）、演劇集団こかげ（屋敷神）、てるてるぼうず