今なお多くの人から愛され、読み継がれる時代小説の巨匠・山本周五郎の作品の中から、武士とその家族に焦点を当てた傑作12編を一話完結でドラマ化。 各話ごとに実力派俳優陣を迎え、現代にも通じるようなテーマを、巧みな人物描写と緻密なストーリー展開で丁寧に描くシリーズの一編。藩の重臣・高力の横暴がもとで、幼なじみの許婚と離れ離れになった佐垣信三郎。大目付役の家に婿入りし、高力の悪事を暴こうとするが…。藩の重臣・高力忠左衛門（西岡徳馬）は、先代藩主が逝去したのち、まだ幼い世継ぎを立てて藩の財源をわがものにしていた。高力の卑劣な行為に耐えかねた松谷権太夫（新井康弘）は、高力に向かい刀を抜くが、腹心らに討たれてしまう。権太夫の娘・小房（福田沙紀）ら残された家族は追放の身となった。 それから４年。小房の幼なじみで許婚だった佐垣信三郎（田中幸太朗）は、江戸で法制を学んだ後、地元へ戻っていた。ある時信三郎は、藩の大目付役・疋田兵庫助（永倉大輔）から、婿養子に入るよう話を持ちかけられる。信三郎に高力の悪事を暴けるだけの才覚を見出していたのだ。信三郎は疋田家の娘・絢子と祝言を挙げ、小房を姉のように慕っていた絢子は信三郎に「小房の無念を晴らしてほしい」と語る。ある日、高力の所業を探索していた信三郎は、牢舎の中で異様な風体の女囚を見つける。その女囚が口ずさんだ歌にひっかかりを覚え…。【以上、BSジャパン広報資料より引用】撮影協力：EDO WONDERLAND Studio。協力会社：山田かつら、ビッグウッド、キアロスクーロ撮影事務所、SOTO、CINERENT JAPAN､グリフィス､アイズ、TAKE ONE、バックアップ、eiko、マイコール、オンパックス。【出典：ドラマ本体のクレジット表示より採録（採録：古崎康成）】