えん罪で入った刑務所で８年、戻ってきたばかりの40歳の女。裏切った親友を探す旅は、殺人を犯した若い女との出会いによって、逃避行へと変わる。逃げる身となった無実の主人公は、次第に追いつめられる中で、自分を見つめ直していく――。水野美紀主演、鎌田敏夫オリジナル脚本でお届けする、サスペンス ロードムービー。【以上、NHK広報資料より引用】「『逃げる女』（ＮＨＫ、鎌田敏夫脚本）は人間関係すらよく分からない不親切な導入部から徐々に物語の骨格が見えてくる構成といい、絶望的な境遇を描ききってしまう筆力といい、昨今の分かりやすく明るいドラマ作りと対極の作りとなっていてどっしりとした存在感を残してくれた。【この項、文：古崎康成（「月刊「ドラマ」」（映人社刊）2016年９月号より引用）】」各回のサブタイトルは以下のとおり（画面表示はなし）。第２回「嘘(うそ)つきと嵐」、第５回「あなたしかいない」、最終回（第６回）「滅びぬ愛」。