殺し屋をやとって自信満々の殺人計画に乗りだした夫と妻、ふたりに雇われた殺し屋のかけひきを描いて、上流階級の生活を風刺するコメディー。ダイヤモンドを買う買わないの話から夫（池部良）と妻（水谷良重）は、互いに秘かに殺し屋の手配をした。妻が頼んだのは、体格は良くないが技術を重んじる男。夫が選んだ殺し屋は、腕力が強く人を殺すことに無上の楽しみを感じる男。ただし夫が殺したいのは妻ではなくて、妻とつきあっている若い男である。【以上、読売新聞1962/04/01付より引用】