2015年度文化庁芸術祭優秀賞受賞作品。「向井理主演で描く珠玉のヒューマンドラマ。大人になって故郷と距離を置くようになった兄と妹。20年前に家を出て行った父、そして海辺の「わが家」をひとりで守り続ける母。そんな４人があるきっかけで「わが家」に集い、家族の絆を取り戻していく姿を描く。久々に里帰りする兄を向井理、20年ぶりに戻ってきた父に長塚京三、家を守る母に田中裕子ら豪華俳優陣が顔を揃え、日本の家族の心の機微を見事に演じる。人材レンタル会社「友情物語」のスタッフ・桜木一歩（向井理）は、都会の片隅で他人の孤独や心の傷を埋める稼業をなんとなくこなす日々を送っていた。器量がよく客からの人気も高い一歩だが、30歳を過ぎても、自ら家庭を持つ気はなかった。その理由は、子どもの頃に父・武士（長塚京三）が突然家を出て行ったという過去があったから。そんな一歩の実家は三浦半島の海辺にあり、母・鯛子（田中裕子）が一人で暮らしていた。一歩にはバスガイドをする妹・ほの香（村上絵梨）もいるが、同じ東京にいながら互いの連絡先さえ知らなかった。ある日、鯛子のもとへほの香から「結婚するので先方の家族と会ってほしい」と連絡が入る。同じ頃、一歩にも“ある仕事”が舞い込んできて…。【この項、TBSチャンネル広報資料より引用】」芸術祭の授賞理由は以下のとおり。「東京で暮らす子供たち，一軒家に一人で暮らす母。父は20年前に家を出て帰らない。そんなばらばらの家族の再会を小気味よく描く。セリフのやりとりに親子の機微，夫婦の機微が滲み，滋味あふれるホームドラマに仕上がっている。息子と父との葛藤，夫婦の情愛など，家族関係のぬくもりと緊張感をともに感じさせる作品である。」。【参考資料：webサイト（ブログ）「GOING　MAMI　WAY！～澁澤真美～」（2022/02/03参照、https://ameblo.jp/ragge2011/）】